アジアを代表する人気旅行先のひとつ、シンガポール。都会的な洗練さと、多民族国家ならではのカラフルな文化が交錯する、魅力的な都市国家です。
でもシンガポール旅行を計画するときって、「2泊3日だとどこまで回れるの?」「予算はどのくらい必要?」など、わからないことがたくさんありますよね。
そこでこの記事では、シンガポール2泊3日の完璧なモデルコースをご提案!見どころを凝縮した、充実の観光プランを考えました。
旅行に必要な予算や持ち物、お得な情報もたっぷりとお届け。あなただけの素敵な旅のヒントが、きっと見つかるはずです。
それでは、シンガポールの魅力をぎゅっと詰め込んだ2泊3日の旅へ、出発しましょう!
シンガポール旅行の基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
おすすめ滞在日数 | 2泊3日~4泊5日 |
ベストシーズン | 3月~9月 |
平均的な予算 | 10万~15万円 |
服装 | 夏服、日よけグッズ |
通貨 | シンガポールドル(1SGD≒90円) |
シンガポール旅行に最適な日数は?
シンガポールは、街が非常にコンパクトにまとまっています。そのため、2泊3日~4泊5日ほどの日程で、主要な観光スポットを制覇できるんです。
とはいえ、あまりに駆け足な旅では、ゆっくりとシンガポールの魅力を味わえないかも。できれば3泊4日以上の滞在がおすすめですよ。
もしシンガポール単体の旅行なら、2泊3日でも十分に楽しめます。今回はそんな短期滞在でも満喫できる、モデルコースをご紹介していきますね。
ベストシーズンはいつ?
シンガポールは、ほぼ1年中夏のような気候。平均気温は26~27度で、湿度も高めです。
とはいえ雨季と乾季といった、はっきりとした季節の区別はありません。1年を通していつ訪れても、観光を楽しめるんです。
強いて言えば、3月~9月は比較的雨が少なめ。特に6月~8月は、他の時期よりも過ごしやすい気候が続くので、旅行に最適ですよ。
ただし、ホテル代や航空券が高騰しやすいハイシーズンでもあるので注意が必要。リーズナブルに旅行するなら、10月~2月の時期を狙うのもおすすめです。
2泊3日の予算はどのくらい?
気になるシンガポール旅行の費用。2泊3日の日程なら、1人あたり10万~15万円ほどが目安です。
内訳は、往復航空券が4万~7万円、ホテル代が2万~4万円、現地での食事代や移動費、アクティビティ代などで3万~5万円といったところ。
ただし、これはあくまで平均的な予算。旅のスタイルによって大きく変わりますよ。
たとえばLCCを利用したり、ホステルに泊まったり、移動はMRTやバスを使ったり。節約のコツを押さえれば、もう少し安く済ませることも可能です。
逆にビジネスクラスの利用や高級ホテル、ミシュランレストランでの食事など、ラグジュアリーな旅にすれば20万円以上かかることも。でも、それだけの価値は十分にあるはずです。
ツアーの利用も検討してみては?航空券とホテルがセットになっているので、自分で手配するよりもお得になることが多いんです。
シンガポール旅行のお得情報
シンガポールを旅する上で、ぜひ知っておきたいお得な情報をご紹介。
シンガポール・ツーリストパス(STP)
市内の主要な観光スポットを、お得に周遊できるのが「シンガポール・ツーリストパス(STP)」。1日乗り放題のチケットで、大人の料金は1日10SGD(約900円)です。
MRT(地下鉄)やバス、トラムなどほとんどの公共交通機関が乗り放題になるので、移動コストを大幅に節約できますよ。
エコノミーライトプラン
LCCのスクートが運航している「エコノミーライトプラン」は、シンガポールまでの往復航空券が驚きの価格で手に入るチャンスです。
通常の半額以下で購入できることもあるので、こまめにチェックしてみてくださいね。ただし受託手荷物が含まれていないなど、サービス面での制限はあります。
ホーカーセンター
シンガポールグルメの魅力を、リーズナブルに味わうなら「ホーカーセンター」がおすすめ。フードコートのような形式で、多種多様なローカル料理が並びます。
1食5~10SGD(約450~900円)ほどで、本格的な味を堪能できるんです。ミシュランのビブグルマンに選ばれた店舗もあるので、要チェックですよ。
シンガポール2泊3日モデルコース
それでは、シンガポール2泊3日のモデルコースをご紹介します。観光名所から穴場スポットまで、見どころをギュッと詰め込んだプランになっていますよ。
1日目:到着&マリーナエリア散策
マーライオン公園
シンガポールに到着したら、まずはマーライオン公園へ。「マーライオン像」は、シンガポールのシンボル的存在です。
近くには「マーライオン・タワー」もあり、上から街を一望できますよ。公園内は無料で散策できるので、到着日にさくっと立ち寄るのがおすすめ。
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ
シンガポールを代表する観光名所「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」は、まさに圧巻の一言。広大な敷地に、未来的な巨大木が立ち並ぶ姿は、SF映画のワンシーンのようです。
園内には、熱帯雨林をイメージした「クラウド・フォレスト」や、カラフルな植物が咲き誇る「フラワー・ドーム」など、見どころがいっぱい。夜にはライトアップも行われ、幻想的な雰囲気を楽しめますよ。
マリーナ・ベイ・サンズ
シンガポールのランドマークといえば「マリーナ・ベイ・サンズ」。3つのタワーの上に船が乗っかったような、ユニークな外観が印象的です。
57階には「インフィニティプール」があり、シンガポールの絶景を眺めながら泳ぐことができます。宿泊者専用プールなので、1日目の宿泊先としておすすめですよ。
2日目:定番スポットをめぐる
ユニバーサル・スタジオ・シンガポール
2日目は、セントーサ島の人気テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・シンガポール」へ。映画をテーマにしたアトラクションが盛りだくさんです。
「ジュラシック・パーク」や「ハリー・ポッター」など、大人気作品の世界観を体験できるのが魅力。パレードやショーも見応えたっぷりですよ。
アラブストリート
異国情緒あふれる「アラブストリート」は、シンガポールならではのフォトジェニックなスポット。カラフルなショップが立ち並び、まるで中東にいるような気分を味わえます。
特に黄金色のドームが美しい「スルタン・モスク」は必見。敷地内に入る際は、肌の露出に気をつけるのを忘れずに。
チャイナタウン
シンガポールの中華街「チャイナタウン」も外せません。提灯が飾られた通りを歩けば、まるで中国にタイムスリップしたかのよう。
ブッダ・トゥース・レリック寺院など、荘厳な寺院も点在しています。夜はホーカーセンターで、屋台グルメを楽しむのがおすすめですよ。
3日目:お土産探し&帰国
オーチャードロード
シンガポール最後の思い出に、「オーチャードロード」でショッピングはいかが?高級ブランドから地元ブランドまで、あらゆるお店が軒を連ねる大通りです。
免税店も充実しているので、お土産探しにぴったり。シンガポールならではのお菓子や紅茶、フィギュアなどを見つけてみてくださいね。
リトル・インディア
帰国前に、もう一つのエスニックタウン「リトル・インディア」も訪れてみては?カレーの香りが漂う通りは、まるでインドのよう。
寺院の中でも特に「スリ・ヴィラマカリアマン寺院」は圧巻です。色鮮やかな外観は、写真映えすること間違いなしですよ。
以上が、シンガポール2泊3日のモデルコースです。盛りだくさんの内容ですが、移動距離が短いシンガポールならではの魅力。効率よく観光できるので、短い滞在でもしっかり満喫できるんです。
シンガポール旅行の服装と持ち物
服装のポイント
シンガポールは年中暑いので、基本的には夏服で大丈夫。ただし冷房が効いた室内は肌寒く感じることも多いので、羽織るものがあると便利です。
また日差しが非常に強いので、日よけ対策は必須。
- 日焼け止め
- サングラス
- 帽子
- 日傘
などを忘れずに。
男性は半ズボンにTシャツというラフな格好が無難。女性はノースリーブやショートパンツも問題ありませんが、あまり露出が高すぎるものは控えめにしましょう。
モスクなどの宗教施設に入る際は、肩や膝を隠せる服装が必要です。ロングスカートやストールを1枚持参しておくと安心ですよ。
あると便利な持ち物
シンガポール旅行で役立つ持ち物をチェックしておきましょう。
- 英語の会話帳(簡単な表現を覚えておくと便利)
- 虫除けスプレー(特に公園や自然エリアで必要)
- 室内用のサンダル(ホテルで使用)
- マイボトル(水分補給が大切)
- 歩きやすい靴(観光では1日中歩くことも)
カメラやスマホは必需品ですが、シンガポールは治安が良いとはいえスリなどのリスクもゼロではありません。人混みでは特に注意しましょう。
また、シンガポールではチューインガムの販売が禁止されています。持ち込みは問題ありませんが、ゴミのポイ捨ては厳しい罰則の対象に。公共の場でのガム噛みは避けたほうが無難ですよ。
シンガポール旅行のおすすめスポット
観光エリア別におすすめスポットを紹介!
せっかくシンガポールを訪れるなら、できるだけ多くの見どころを押さえたいですよね。ここでは、観光エリア別におすすめスポットをご紹介します。
マリーナ・ベイ周辺
- マーライオン公園
- ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ
- マリーナ・ベイ・サンズ
- エスプラネード
- アートサイエンス・ミュージアム
セントーサ島
- ユニバーサル・スタジオ・シンガポール
- S.E.A.アクアリウム
- アドベンチャー・コーブ・ウォーターパーク
- メガ・ジップ
- タイガー・スカイ・タワー
シビックエリア
- ナショナル・ギャラリー・シンガポール
- ナショナル・ミュージアム・シンガポール
- アジア文明博物館
- ラッフルズ・ホテル
- セント・アンドリュース大聖堂
チャイナタウン
- ブッダ・トゥース・レリック寺院
- スリ・マリアマン寺院
- チャイナタウン・ヘリテージ・センター
- ピープル・パーク・センター
- チャイナタウン・ストリートマーケット
リトル・インディア
- スリ・ヴィラマカリアマン寺院
- ムスタファ・センター
- インド伝統医学アーユルヴェーダ
- リトル・インディア・アーケード
- テッ・パヤ・ショップハウス
カンポン・グラム
- ハジ・レーン
- マレー・ヘリテージ・センター
- アラブ・ストリート
- スルタン・モスク
- ブギス・ストリート
穴場スポットにも注目!
有名どころの観光スポット以外にも、シンガポールにはまだまだ魅力的な穴場がたくさん。ここではそんな、あまり知られていない隠れた名所をご紹介しますね。
プラナカン博物館
ヨーロッパとアジアの文化が融合した「プラナカン」。その歴史や芸術に触れられるのが、プラナカン博物館です。
趣のある建物の中に、カラフルな調度品や装飾品が並ぶ様子は圧巻。ガイドツアーに参加すれば、より深くプラナカン文化を知ることができますよ。
ハウ・パー・ヴィラ
中国の神話をテーマにした「ハウ・パー・ヴィラ」は、ちょっぴり不思議な体験ができるテーマパーク。
派手な色使いの像が並ぶ園内は、まるでおとぎの国のよう。中でも地獄の世界を再現したエリアは、グロテスクながら見応え抜群です。入場は無料なので、気軽に立ち寄ってみては?
プラウ・ウビン島
シンガポールから船で約10分の場所にある、小さな離島「プラウ・ウビン島」。都会の喧騒から離れて、のんびりと自然を満喫できる場所です。
シンガポールとは思えないほどの手つかずの自然が残され、トレッキングやサイクリングを楽しめます。牛車に乗って島内を巡るのもおすすめですよ。
ヘンダーソン・ウェーブ
「ヘンダーソン・ウェーブ」は、シンガポール南部の山の上にかかる歩道橋。まるで波のようにうねる独特な形状が、インスタ映え抜群です。
橋の上からは、シンガポールの街並みを一望できる絶景が広がります。特に夕暮れ時は、オレンジ色に染まる空とのコントラストが美しいですよ。
ラウ・パー・サー・ビスケット工場
カヤジャムで有名な「ラウ・パー・サー・ビスケット工場」は、シンガポールを代表するお土産の製造現場を見学できるスポット。
できたてのカヤジャムを試食できるのはもちろん、ビスケット作りを体験することもできるんです。シンガポールならではの味のお土産を、手作りしてみてはいかがでしょうか。
シンガポールグルメを楽しもう!
絶対に食べたいローカルフード
シンガポールを旅したら、何といってもローカルグルメは外せません。多民族国家ならではの、バラエティ豊かな料理は、まさに絶品揃いなんです。
ここでは、シンガポールで絶対に食べておきたい名物料理をピックアップしてご紹介します。
チキンライス
シンガポールの国民食ともいえる「チキンライス」。じっくりと茹でた鶏肉と、ジャスミンライスを組み合わせたシンプルな一品です。
添えられたタレに、チリソースやニンニクをお好みで加えるのがおすすめ。あっさりとしながらも、奥深い味わいを楽しめますよ。
チリクラブ
シンガポールを代表するシーフード料理「チリクラブ」。ワタリガニの身にチリソースを絡めて炒めた、ピリ辛メニューです。
殻をむしりながら豪快に食べるのが醍醐味。辛さとカニの旨みのハーモニーは、やみつきになること間違いなしですよ。
ラクサ
マレー系の代表的な麺料理「ラクサ」。エビやココナッツミルクをベースにしたスープは、コクがありながらもさっぱりとした味わいです。
麺は太めのライスヌードルが使われ、モチモチとした食感が魅力。具材にはエビやイカ、豆腐などが入っています。
バクテー
肉骨茶の意味を持つ「バクテー」は、骨付き肉とハーブを煮込んだスープ料理。中華系の家庭料理として親しまれています。
濃厚でありながらもあっさりとした味わいで、体の芯から温まる一品。胡椒をきかせるのが本場流の食べ方ですよ。
サテー
インドネシア発祥の串焼き料理「サテー」も、シンガポールでは大人気。鶏肉や牛肉、マトンなどを、香辛料に漬け込んで炭火で焼き上げます。
添えられたピーナッツソースをつけていただくのが定番。歯ごたえのある肉とソースの絡みが、たまらなく美味しいんです。
ミシュランも認めたホーカー飯
シンガポールのB級グルメの代名詞ともいえる「ホーカー飯」。安くて美味しいと評判のホーカーセンターは、ミシュランガイドでも高く評価されているんです。
特に星付きのホーカーは、味はもちろん衛生面でも厳しい審査をクリア。質の高いストリートフードを、リーズナブルな価格で味わえるんです。
おすすめは、チキンライスの「ティアン・ティアン・海南鶏飯」や、豚肉麺の「ヒル・ストリート・タイ・ファン・ポークヌードル」など。人気店は行列必至なので、訪れる際は時間に余裕を持つのがポイントですよ。
まとめ
シンガポール2泊3日の旅、いかがでしたか?コンパクトな街ながら、見どころ満載の魅力をご紹介しました。
定番のマリーナ・ベイ・サンズやセントーサ島、絶景スポットのガーデンズ・バイ・ザ・ベイなど、押さえておきたい観光名所はしっかりと網羅。でも穴場スポットも併せて巡ることで、より深くシンガポールを満喫できるはずです。
また、シンガポールの魅力は何といってもグルメ。チキンライスにラクサ、ホーカー飯など、多彩なローカルフードを存分に堪能してくださいね。
2泊3日の弾丸旅行でも、シンガポールの魅力はギュッと凝縮されています。でもこれはあくまで一例。もしもっと時間があるなら、隣国のマレーシアやインドネシアまで足を伸ばしてみるのもおすすめですよ。
シンガポールの旅が、あなたにとって最高の思い出になりますように。ぜひ参考にしながら、自分だけのベストプランを見つけてみてくださいね。
番外編:シンガポールでしたいユニークな体験
せっかくシンガポールを訪れるなら、定番の観光だけでは物足りない。そこでここでは、シンガポールならではのユニークな体験をご提案します。
セントーサ島でジップライン
セントーサ島の「メガ・ジップ」は、東南アジア最長のジップライン。高さ約70mの地点から時速60kmで滑走する、スリル満点のアクティビティです。
上空からは、シンガポールの絶景を一望できますよ。アドベンチャー気分を味わいたい人には、ぜひチャレンジしてほしい体験です。
ナイトサファリで夜の動物園探検
シンガポール動物園に併設された「ナイトサファリ」は、世界初の夜間の動物園。昼行性の動物たちが、夜の闇の中で活動する姿を間近に見られるんです。
園内をトラムで巡りながら、ライオンやゾウ、オオカミなど、様々な動物たちに出会えますよ。昼間とは違った表情を見せる動物たちの姿は、きっと貴重な思い出になるはず。
マリーナ・ベイの屋上でヨガ
「マリーナ・ベイ・サンズ」の屋上で、朝日を浴びながらヨガを体験してみては?絶景を眺めながら深呼吸すれば、身も心もリフレッシュできること間違いなしです。
初心者でも参加しやすいプログラムが用意されているので、気軽にチャレンジしてみてくださいね。爽やかな朝のひとときを過ごせますよ。
巨大インセクタリウムでバタフライと散歩
シンガポールで昆虫と触れ合えるスポットといえば「バタフライ・パーク&インセクト・キングダム」。東南アジア最大級の昆虫園です。
園内では、色とりどりの蝶が飛び交うバタフライエリアを散策できるほか、昆虫食の試食体験もできるんです。蟻のキャビアやゴキブリのスナックなど、一風変わったメニューにも挑戦してみては?
プラナカンの装いで街歩き
伝統的なプラナカン衣装を着て、街を散策してみませんか?チャイナタウンにある「ルーマ・バンバ」では、本格的なコスチュームをレンタルできるんです。
まるで映画のワンシーンのような写真が撮れるので、SNS映え間違いなし。プラナカン文化を肌で感じられる、ユニークな体験ができますよ。
シンガポールの旅をもっと楽しむなら、こんな体験もおすすめ。定番の過ごし方とは一味違う思い出を、ぜひ作ってみてくださいね。