神秘的な世界遺産から、エメラルドグリーンの海まで。ベトナムの魅力は尽きることがありません。でも「たった3泊4日でベトナムを満喫できるの?」「どんなプランがおすすめ?」と不安に思う方も多いはず。
そこでこの記事では、ベトナム3泊4日のモデルコースを大公開!定番の観光都市ホーチミンと、絶景リゾートのダナンを巡る充実のプランをご提案します。
女子旅にもおすすめの内容なので、気になる予算や持ち物、注意点もしっかりおさえていきましょう。さぁ、ワクワクのベトナム旅行へ出発です!
ベトナム旅行の基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
ベストシーズン | 11月〜4月 |
平均的な予算 | 8万〜12万円 |
チップの目安 | 宿泊代の5〜10% |
通貨 | ベトナムドン(VND) |
服装 | 薄手の長袖、日よけ対策 |
ベストシーズンは避けて旅するのがお得に
ベトナム旅行のベストシーズンは、11月〜4月の乾季。特に12月〜2月は気温が低めで過ごしやすく、観光に最適の時期と言えます。
ただしこの時期は「ハイシーズン」のため、ホテルや航空券の料金が跳ね上がるのが玉にキズ。旅行代金を抑えたいなら、「オフシーズン」の雨季に行くのもおすすめです。
5月〜10月の雨季は、スコールが頻繁に発生します。でも実は雨の合間には晴れ間も多く、1日中雨に降られるというケースは少ないんです。
しかもこの時期は、ホテルや航空券が最安値になることも。旅行代金を3割ほど抑えられることもあるので、予算重視の方にはうってつけですよ。
3泊4日だとどれくらいの予算が必要?
肝心の旅行予算、ベトナム3泊4日の場合は1人あたり8万〜12万円ほどみておけばOK。
内訳は、往復航空券が4万〜6万円、ホテル代が2万〜3万円、食事代や移動費、アクティビティ代で2万〜3万円といったところでしょうか。
ただし、これはあくまで平均的な金額。旅のスタイルによって大きく変動します。
たとえば格安航空会社(LCC)を利用したり、ゲストハウスに泊まったり、移動はバスを使ったり。工夫次第では、もっとリーズナブルに旅することもできるんです。
逆に、ちょっと贅沢に過ごしたい!という方は、15万円以上の予算を用意しておくのが無難。4つ星以上のホテルに泊まったり、ガイド付きのツアーに参加したりと、ワンランク上の旅が叶いますよ。
公共交通機関の移動はチケットを事前に
ベトナムの街中を動き回る際は、公共交通機関を上手に活用したいもの。バスや電車など選択肢は多岐にわたりますが、観光客にイチオシなのが「Grab」です。
Grabはライドシェアサービスの一種で、スマホのアプリから行き先と料金を確認してから利用できるのが便利。しかも現地のタクシーよりも割安なので、財布にもやさしいんです。
ただし公共交通機関は混雑しているのが常。チケットを事前に購入しておかないと、乗り遅れる可能性もあります。
そこで役立つのが、「12GoAsia」などのオンラインチケット予約サイト。事前にスマホやパソコンからチケットを買っておけば、当日の移動がスムーズに運びますよ。
ベトナム3泊4日モデルコース
1日目:ホーチミンの見どころを制覇
ベトナム南部最大の都市、ホーチミンに到着。まずは市内の見どころをめぐって、この国の魅力に触れていきましょう。
統一会堂
かつて大統領官邸だった「統一会堂」は、ベトナム戦争終結の舞台として知られる歴史的建造物。迫力あるファサードは、記念撮影にもぴったりです。
中央郵便局
ゴシック様式の外観が美しい「中央郵便局」。今でも現役の郵便局として利用されているので、旅の思い出にポストカードを送ってみるのも粋ですね。
ベンタイン市場
東南アジア最大級の「ベンタイン市場」は、まさにローカルの台所。新鮮な果物や野菜、豊富なスパイスなど、食材から衣料品、土産物まで何でも揃います。
明け方から賑わう活気ある雰囲気を、ぜひ体感してみてください。
観光の合間のランチは、ホーチミンの名店「フォーハウス」で。ベトナムの国民食「フォー」を味わえば、旅の疲れも吹き飛ぶはず。
2日目:メコン川クルーズとナイトマーケット
ホーチミン2日目は、「メコンデルタ」へ足を延ばします。メコン川の魅力をたっぷり味わえるクルーズツアーがおすすめですよ。
メコン川クルーズ
ホーチミンから南西へ車で約2時間。雄大なメコン川の風景を眺めながら、のんびりとクルーズを楽しみましょう。
途中、ヤシの実を加工する工房や、ココナッツキャンディー作りの体験など、メコンデルタならではのアクティビティにも参加できるんです。
船上ではベトナムの伝統音楽演奏付き。流れるような音色に身を委ねれば、日常を忘れてリラックスできること間違いなしです。
ベンタイン・ナイトマーケット
クルーズから戻ったら、夜のホーチミンを満喫。迷宮のようなベンタイン・ナイトマーケットをぶらぶら歩くのも楽しいですよ。
各ブースで売られる雑貨やアクセサリー、Tシャツなどを眺めつつ、屋台グルメを食べ歩き。ローカル感満載の時間を過ごせます。
疲れたら足裏マッサージでリフレッシュするのもアリ。1時間500円ほどの価格で、至福のひとときを味わえちゃいます。
3日目:ダナンへ移動&五行山トレッキング
いよいよダナンへ出発。ホーチミンを飛行機で約1時間半、リゾートの楽園が待っています。
ダナンの絶景ビーチ「ミーケービーチ」
ダナン空港からホテルにチェックイン後、まずは「ミーケービーチ」へ直行。白砂のビーチが延々と続く美しい海岸線は、まさに絶景そのもの。
旅の疲れを癒やしてくれるはずです。
五行山トレッキング
午後は、世界遺産にも登録されている「五行山」をトレッキング。奥深い自然と、信仰の対象となってきた神聖な雰囲気を体感できますよ。
中でもおすすめは「天国の門」と呼ばれる石畳の道。頂上に立てば、ダナン市内を一望する大パノラマが待っています。
夕食は、五行山のふもとにある人気レストラン「ラ・メゾン」で。フレンチとベトナム料理のコラボレーションに舌鼓を打ちながら、充実の1日を振り返りましょう。
4日目:ホイアン観光&帰国
最終日は、世界遺産の街「ホイアン」へ小旅行。ダナンから車で約30分ほどの距離なので、帰りの飛行機までにさくっと観光できちゃいます。
ホイアンの古い町並み
小京都とも称されるホイアン。その最大の魅力は、なんといっても歴史を感じる古い町並み。
特に有名なのが「日本橋」です。江戸時代の建築様式で造られたこの橋は、まるでタイムスリップしたかのようなノスタルジーを誘います。
ランタン作り体験
ホイアンといえばランタン。色鮮やかなランタンが川沿いに並ぶ光景は、まるで絵本の世界のよう。
旅の思い出に、ランタン作り体験にチャレンジしてみては?現地の職人さんが優しく教えてくれるので、初心者でも安心ですよ。
ホイアンを堪能した後は、ダナン空港へ移動。帰りの飛行機に乗って、名残惜しいベトナムにサヨナラです。
ベトナム旅行の注意点
観光地では盗難に注意
ベトナムの治安は、東南アジアの中ではかなり良好。でも観光地などの人混みでは、やはり盗難のリスクは高まります。
スリや置き引きには細心の注意が必要。貴重品はホテルの金庫に預けるなどして、身軽に行動するのがおすすめですよ。
万が一盗難に遭っても、クレジットカードの不正利用防止のためにも、すぐに日本の発行会社に連絡しましょう。
飲食では衛生面に気をつける
ベトナムグルメは、どれも絶品ぞろい。屋台の料理も、味は折り紙つきです。
でも衛生管理の行き届いていない店も多く、特に生野菜やカットフルーツなどは食中毒のリスクが高め。口に入れる際は、よく火が通っているかどうかを確認しましょう。
また、水道水を避けるのはもちろん、氷の入った飲み物にも要注意。ミネラルウォーターを飲むのが一番安全ですよ。
日差し対策を怠らない
ベトナムは一年中日差しが強烈。特に雨季の晴れ間は、日差しが容赦なく降り注ぎます。
長袖シャツや日よけ帽子、サンスクリーンなどで、しっかりと紫外線対策を。グラサンもあると便利ですよ。
また熱中症にも気をつけたいところ。屋外を歩く際は、こまめな水分補給を心がけましょう。
ベトナムでしたい体験
現地の市場でお買い物
ベンタイン市場での買い物は、ベトナム旅行の醍醐味の1つ。地元の人で賑わう市場の熱気は、まさに圧巻です。
雑貨やアクセサリー、アオザイなどの民族衣装まで、お土産選びにはもってこい。値段交渉も、旅の楽しみの1つですよ。
ただしあまり執拗に値切るのはNGです。笑顔で粘り強く交渉しつつ、適度なところで妥協する姿勢が大切。
絶景の秘境「ゴールデンブリッジ」へ
ダナンから約30分の「バナヒルズ」にある「ゴールデンブリッジ」は、まさに一見の価値あり。巨大な手で支えられたブリッジは、SNS映えすること間違いなしですよ。
空中散歩を楽しんだ後は、敷地内のテーマパーク「サンワールド・バーナーヒルズ」でアトラクションを満喫。非日常的な1日を過ごせるはずです。
行き方は、ダナン市内から直通バスが出ているのでアクセス良好。ただしバスは混雑必至なので、早めに予約するのがおすすめですよ。
絶品グルメをリーズナブルに
ベトナムの魅力は、何といってもグルメの安さ。日本の感覚だと信じられないほどの価格で、本格的な料理が味わえちゃいます。
定番の「フォー」はもちろん、海鮮料理や「
バインミー」と呼ばれるサンドイッチなども要チェック。屋台や食堂で気軽に注文してみては?
中でもイチオシなのが、ホーチミンの「フォー・クイン」。1杯40,000VND(約200円)ほどで、本場の味を堪能できちゃいます。
濃厚なスープとモチモチの麺が絶妙にマッチした、クセになる美味しさですよ。
最高のリラクゼーションを
アクティブに観光した後は、最高のリラクゼーションタイムを過ごすのも旅の醍醐味。ベトナムには、極上のスパやマッサージ店がたくさんあるんです。
特におすすめなのが、ホイアンの「カラフルスパ」。最新設備が整う店内で、本格的なトリートメントを受けられますよ。
オイルマッサージは60分で約1,500円ほど。日本の感覚だとかなりリーズナブルな価格設定なので、ついつい長時間のコースを予約したくなっちゃいます。
番外編:ハノイの魅力もお見逃しなく
せっかくベトナムに来たなら、首都ハノイにも足を運んでみたいもの。ホーチミンとはまた違った、趣のある街並みが魅力的なんです。
中でも外せないのが、ハノイ旧市街の「ホアンキエム湖」周辺。赤い橋が印象的な景勝地で、散策にはもってこいのスポットですよ。
旧市街にはカラフルな雑貨店も点在。ベトナムらしいお土産を探すのも楽しそうです。
グルメでは、「ブンチャー」と呼ばれる麺料理がおすすめ。ハノイが発祥の地とされるこの一品は、豚肉の甘辛炒めとライスヌードルの絶妙コンビネーションが◎。
名店「ブンチャー・ハノイ」なら、1杯40,000VND(約200円)ほどで食べられますよ。
時間に余裕があれば、ハノイの観光もぜひ検討してみてくださいね。
まとめ
ベトナム3泊4日の旅、いかがでしたか?定番のホーチミンと、絶景のダナンを巡る充実のプランをご紹介しました。
わずか3泊4日でも、ベトナムの多彩な魅力をぎゅっと凝縮して楽しめるのが嬉しいポイント。世界遺産から絶品グルメまで、見どころは盛りだくさんです。
気になる旅行代金は、8万〜12万円ほどが平均的な予算。節約のコツを押さえれば、もっとお得に満喫することも可能ですよ。
ベストシーズンは外して、予算を抑えつつ快適に旅するのもおすすめ。雨季でも観光を十分楽しめるので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
服装は軽装が基本ですが、日よけ対策だけはしっかりと。歩き回る際のマナーや、食事の際の注意点にも気をつけたいところです。
もしスケジュールに余裕があれば、ハノイの旧市街観光もプラスしてみては?趣のある景色と魅惑のグルメが、旅をさらに彩ってくれるはずですよ。
ベトナムの旅が、あなたにとって最高の思い出になりますように。現地の人たちの温かいおもてなしに触れながら、何度でも訪れたくなる国の虜になってくださいね。