東西文化が交差する魅惑の都市!イスタンブール観光モデルコース

こんにちは、トラベルライターのShogoです。今回は、トルコ最大の都市イスタンブールを満喫する観光モデルコースをご紹介します。ボスポラス海峡を挟んでヨーロッパとアジアに跨る唯一の都市として知られるイスタンブールは、東西文化が融合した独特の雰囲気が魅力。世界遺産のブルーモスクやトプカプ宮殿など、見どころが盛りだくさんです。定番スポットから穴場まで、イスタンブールの魅力を存分に堪能できる3泊4日のプランをご提案しますので、ぜひ旅行の参考にしてくださいね!

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イスタンブールの概要と見どころ

イスタンブールは、トルコ北西部のマルマラ地方に位置する人口約1,500万人の大都市。ボスポラス海峡を挟んで、ヨーロッパ側とアジア側に分かれているのが特徴です。

7世紀頃からギリシャ人の植民都市として栄え、ローマ帝国、ビザンツ帝国、オスマン帝国の首都として長い歴史を誇ります。東西交易の拠点として多くの文化が行き交う中で、イスラム文化とヨーロッパ文化が融合した独自の街並みが形成されました。

なかでも、スルタンアフメット地区には、青いタイルに彩られた「ブルーモスク」や、オスマン帝国の宮殿「トプカプ宮殿」など、イスタンブールを代表する観光名所が集中。東方情緒あふれる旧市街は、1985年にユネスコの世界文化遺産に登録されています。

ヨーロッパとアジアを結ぶ海峡の景色や、五感を刺激するグランドバザールの賑わいなど、イスタンブールならではの魅力が詰まった街。トルコ料理やトルコ風呂など、グルメや体験も充実しています。

成田空港からイスタンブールまでは、トルコ航空で約12時間。乗継便を利用すれば、ヨーロッパ旅行と合わせて訪れるのもおすすめです。

3泊4日イスタンブール観光モデルコース

1日目:イスタンブールに到着 ブルーモスクとアヤソフィア

イスタンブール空港に到着したら、まずはスルタンアフメット地区へ。トラムに乗って約1時間ほどで、イスタンブールの中心部に到着です。

交通手段トラム(イスタンブール空港〜スルタンアフメット)
路線M1A(イスタンブール空港〜イェニカプ)
所要時間約1時間
料金2.6トルコリラ(約50円)

スルタンアフメットに到着したら、まずは「ブルーモスク」へ。正式名称はスルタンアフメト・モスクで、外壁と内部に青いタイルを多用していることから、ブルーモスクの愛称で親しまれています。

スポット名ブルーモスク
見どころ青いタイルに彩られた荘厳な内装、巨大なドーム
アクセススルタンアフメット駅から徒歩約5分
拝観料無料(ただしドレスコードあり)
所要時間1時間程度

ドレスコードがあるため、半袖や短パン、ミニスカートは避けましょう。女性はスカーフで頭を覆う必要があります(入口で無料貸し出しあり)。

続いて訪れるのは、ブルーモスクの真向かいにある「アヤソフィア」。東ローマ帝国時代の教会を、オスマン帝国時代にモスクに改装した建築物で、現在は博物館として公開されています。

スポット名アヤソフィア
見どころビザンチン様式とオスマン様式が融合した建築、モザイク画
アクセススルタンアフメット駅から徒歩約5分
拝観料100トルコリラ(約2,000円)
所要時間1時間程度

ドームの大きさは圧巻の一言。館内には、キリスト教とイスラム教の象徴が同居する不思議な光景が広がっています。

観光の合間には、名物の「ケバブ」を味わうのもおすすめ。串に刺した肉を炭火で焼いた、トルコを代表する料理です。

グルメ名ケバブ
おすすめ店ハミディ・エティ・ロカンタス
予算1人あたり30〜50トルコリラ(約600〜1,000円)

ピタパンに包んで食べるドネルケバブが有名ですが、野菜と一緒に焼いたアダナケバブなどのバリエーションも。スパイシーな味わいとお肉の旨味を楽しめます。

初日の宿泊は、スルタンアフメット地区のホテルがおすすめ。旧市街の中心部に位置するため、観光に便利です。

2日目:トプカプ宮殿とグランドバザールでお買い物

2日目は、オスマン帝国の宮殿「トプカプ宮殿」を見学。スルタンアフメット地区から徒歩約10分の場所にある、広大な敷地の宮殿です。

スポット名トプカプ宮殿
見どころオスマン帝国の王族が暮らした豪華絢爛な宮殿、後宮
アクセスグルハネ公園内
拝観料100トルコリラ(約2,000円)
所要時間2〜3時間程度

スルタンの謁見の間や王族の居室、お伽噺に出てくるようなハーレムなど、見どころが満載。オスマン帝国絶頂期の栄華を物語る品々は、まさに圧巻の一言です。

宮殿見学の後は、イスタンブール最大のバザール「グランドバザール」でお買い物。スルタンアフメット地区から徒歩約15分の場所にある、屋根付きの巨大な市場です。

スポット名グランドバザール
見どころ4,000店以上が軒を連ねる巨大市場、現地の活気ある雰囲気
アクセスベヤズット駅から徒歩約5分
営業時間月曜〜土曜 9:00〜19:00(休業日あり)
おすすめ買い物絨毯、陶器、トルコランプなど

4,000店以上もの店が軒を連ねる市場内は、まるで迷路のよう。現地の人々の活気あふれる掛け声が飛び交う中、トルコならではのお土産選びを楽しめます。

値段交渉は必須なので、あまり値切りすぎるのはマナー違反。現地の人とのコミュニケーションを楽しみながら、お気に入りの品を見つけてみてくださいね。

3日目:ボスポラス海峡クルーズとベイオール地区散策

3日目は、イスタンブールのシンボル「ボスポラス海峡」をクルージング。ヨーロッパとアジアの狭間を進む、約1時間30分の船旅を楽しめます。

アクティビティ名ボスポラス海峡クルーズ
見どころヨーロッパとアジアの狭間を進む船旅、イスタンブールの景色
アクセスカバタシュ桟橋から乗船
料金25トルコリラ(約500円)
所要時間約1時間30分

海峡沿いには、美しいモスクやオスマン様式の建築物が並びます。船上から眺めるイスタンブールの景色は、まさに絶景の一言。

クルーズの後は、ヨーロッパ側の「ベイオール地区」を散策。トレンドの店が並ぶおしゃれなエリアで、カフェやレストランも充実しています。

スポット名ベイオール地区
見どころトレンドの店が並ぶおしゃれな街並み、カフェ文化
アクセスカラキョイ駅から徒歩約10分

なかでも、「Karabatak」は、ベイオール地区で人気のカフェ。トルコの家庭料理とコーヒーが楽しめる、隠れ家的なお店です。

グルメ名トルココーヒー
おすすめ店Karabatak
予算1人あたり20〜30トルコリラ(約400〜600円)

細かく挽いたコーヒー豆を煮出したトルココーヒーは、砂糖を加えず苦みを楽しむのが本場流。30mlほどのカップに注がれた濃厚な味わいは、現地の雰囲気とともに味わいたい一品です。

夜は、ターキッシュナイトショーを鑑賞するのもおすすめ。民族舞踊や音楽、ベリーダンスが楽しめるディナーショーは、イスタンブールの夜を彩る人気のエンターテインメントです。

4日目:トルコ風呂体験とお土産選び

最終日は、トルコの伝統的な公衆浴場「トルコ風呂(ハマム)」を体験。スルタンアフメット地区にある「アヤソフィア・ハマム」は、観光客にもおすすめの人気施設です。

体験名トルコ風呂(ハマム)
おすすめ施設アヤソフィア・ハマム
料金50〜100ユーロ(約6,000〜12,000円)
所要時間1〜2時間程度

大理石造りの館内で、温冷交互の湯船に浸かりながらリラクゼーション。オプションでマッサージやスクラブも受けられるので、旅の疲れをじっくりと癒やしてくださいね。

最後は、エジプシャンバザールでお土産選び。香辛料やドライフルーツ、ナッツなどが所狭しと並ぶ市場で、色鮮やかな品ぞろえは見ているだけでも楽しい!

トルコ名物の「ロクム」は、ぜひ購入しておきたいお土産の一つ。ゼラチン質でできた、ナッツ入りの柔らかいお菓子です。日持ちもするので、たくさん買って帰るのもおすすめですよ。

お土産名ロクム
おすすめ店ハジュ・ベキル
予算1箱あたり10〜30トルコリラ(約200〜600円)

お土産選びを楽しんだら、空港へ。イスタンブールの旅もいよいよ終わりです。

イスタンブール旅行の服装と注意点

イスタンブールは、春と秋が観光のベストシーズン。夏は日中の気温が30度を超える日も多いため、日差し対策は必須です。

モスクの見学の際は、肌の露出は控えめに。女性はスカーフで頭を覆う必要があるので、ストールやスカーフを持参しておきましょう。また、ミニスカートなどは避け、肩や膝が隠れる服装を心がけてくださいね。

旧市街を歩く際は、石畳の道も多いのでヒールは避けるのがベター。歩きやすい靴で観光を楽しむのがおすすめです。

スリなどの被害も報告されているので、貴重品の管理にも注意が必要。人ごみでは、荷物から目を離さないようにしましょう。

まとめ

東西文化が交差する魅

力の街イスタンブール。まるでタイムスリップしたかのような旧市街の景色と、活気あふれる市場の賑わいは、訪れた人を魅了してやみません。

世界遺産のブルーモスクやアヤソフィアをはじめ、トプカプ宮殿など見どころ満載の観光スポット。ボスポラス海峡クルーズで味わう非日常の景色も、イスタンブールならではの楽しみ方です。

グランドバザールやエジプシャンバザールなど、買い物スポットも充実。絨毯や陶器、トルコランプなど、バラエティ豊かなお土産品を心ゆくまで選べるのも魅力の一つですね。

もちろん、グルメも外せません。ケバブやトルココーヒー、ロクムなど名物料理はどれも絶品。現地の味を堪能しながら、旅の思い出を胸に刻んでくださいね。

トルコ風呂でリラックスしたり、ターキッシュナイトショーを楽しんだり。見る、食べる、体験するが揃った魅惑の街イスタンブールへ、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。東西文化が織りなす多彩な表情に、きっと心奪われるはずです。

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