幕末の動乱期に活躍した新選組。京都は、新選組ゆかりの史跡が多数残る、彼らの足跡をたどるのにぴったりの街です。
ここでは、新選組局長の近藤勇や副長の土方歳三など、新選組隊士の生きた道を辿る、京都新選組スポット巡りの1泊2日モデルコースをご紹介します。歴史ロマンに思いを馳せながら、新選組の軌跡を追体験してみましょう。
京都の新選組ゆかりの地とは
京都は、江戸時代末期に新選組が活動の拠点としていた地。彼らが詰め所とした旧島原藩邸跡をはじめ、局長の近藤勇が眠る種間寺や、池田屋事件の舞台となった池田屋跡など、ゆかりの史跡が点在しています。
また、京都には新選組隊士たちが通ったとされる道も多数残っており、まさに新選組の足跡を直に感じられるスポットが充実。歴史ファンには見逃せない魅力があります。
京都駅から地下鉄や市バスを利用すれば、主要な新選組ゆかりの地へのアクセスは抜群。歩きを中心に、公共交通機関を上手く活用すれば、効率的に回ることができるでしょう。
京都新選組ゆかりの地1泊2日モデルコース
1日目:壬生寺から新撰組のふるさと記念館へ
京都駅に到着したら、まずは地下鉄烏丸線で九条駅へ。ここから徒歩約5分の場所にある壬生寺が、最初の目的地です。
スポット名 | 壬生寺(みぶでら) |
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所在地 | 京都市下京区大宮通九条上る |
見どころ | 新選組隊士の墓所、新選組関連資料の展示 |
拝観料 | 500円 |

壬生寺には、局長の近藤勇をはじめとする新選組隊士の墓所が。境内には、隊士たちが眠る「新選組供養塔」も建てられています。歴史の重みを感じずにはいられない、まさに新選組ファン必見の聖地です。
壬生寺をじっくり見学したら、再び地下鉄で四条駅へ。建仁寺の南に位置する「新選組のふるさと記念館」が、次の目的地です。
スポット名 | 新選組のふるさと記念館 |
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所在地 | 京都市下京区新選組町 |
見どころ | 新選組関連の資料展示、隊士の遺品など |
入館料 | 500円 |
新選組のふるさと記念館は、新選組関連資料の展示を中心とした資料館。近藤勇や土方歳三など、主要隊士の遺品をはじめ、新選組の活動を知る上で欠かせない資料の数々が所蔵されています。隊士たちの生き様に思いを馳せながら、展示を鑑賞しましょう。
初日の締めくくりは、新選組ゆかりの地として知られる「島原」界隈を散策。
スポット名 | 島原 |
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所在地 | 京都市中京区 |
見どころ | 新選組の詰所跡、史跡めぐり |

かつて島原は、歓楽街として知られた花街。新選組も、この地に詰所を構えていました。島原探訪では、往時の面影を色濃く残す町家の風情を楽しみつつ、新選組隊士たちが駆け抜けた道を歩いてみるのがおすすめです。
2日目:近藤勇の墓所で感慨に耽る
2日目は、洛北エリアへ。叡山電車で八瀬比叡山口駅を目指します。駅からは市バスに乗り換え、「種間寺」を目指しましょう。
スポット名 | 種間寺(たねまでら) |
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所在地 | 京都市左京区八瀬花尻町 |
見どころ | 近藤勇の墓所、新選組隊士の供養塔 |
拝観料 | 300円 |

種間寺は、新選組局長・近藤勇が眠る寺院。近藤勇の墓所をはじめ、新選組隊士を供養する塔が境内に建てられています。幕末の動乱を生き抜いた、近藤勇の生涯に思いを馳せながら、墓前に手を合わせたいものです。
墓参りの後は、市バスで京都駅まで戻ります。最後に向かうのは、「池田屋跡」。京都駅から地下鉄で五条駅を目指しましょう。
スポット名 | 池田屋跡 |
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所在地 | 京都市下京区西洞院通五条下る小柳町 |
見どころ | 池田屋事件の舞台、新選組隊士の活躍の地 |

池田屋は、新選組が長州藩の志士を襲撃した「池田屋事件」の舞台となった旅館跡。事件当時を偲ぶ石碑が建てられており、往時の緊迫した空気を感じずにはいられません。
池田屋跡の見学を終えたら、京都駅へ戻りましょう。観光のお土産は、京都駅ビルの「おみやげ小路」がおすすめ。新選組ゆかりの品も多数揃っているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
京都観光の服装と注意点
京都は、夏は高温多湿、冬は底冷えするような寒さになることも。季節に合わせた服装選びが重要です。
また、神社仏閣などを参拝する際は、ある程度フォーマルな装いが望ましいでしょう。歩きやすい靴も必須です。
京都は観光地化が進んでいるものの、住宅街に点在する史跡も多数。地元の方の生活に配慮しつつ、歴史散策を楽しむのがマナーと言えます。
新選組の足跡を追って感じる歴史ロマン
武士の世が終わりを告げた動乱の時代。新選組隊士たちは、己の信念を胸に激動の日々を生き抜きました。
彼らの足跡が色濃く残る京都を巡れば、まるでタイムスリップしたかのような感覚を覚えるはず。今なお息づく史跡の数々は、私たちに多くのことを語りかけてくれることでしょう。
ぜひ一度、新選組ゆかりの地を訪ね、歴史ロマンに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。150年以上の時を経た今も、変わらずそこにあるものを感じられるはずです。