熊本城と言えば「日本三名城」に挙げられることも多い大変によく知られたお城です。電車の熊本駅からは市電で15分くらいでしょうか。市の中心に位置し、繁華街からも望むことができる、まさに熊本市を象徴として今でも存在感を放っている雄大で大変美しいお城です。あいにくの雨でしたが訪れました。
博多から熊本へのアクセス
熊本へは博多から日帰りで行きました。現在は新幹線があるので片道40分くらいです。ただ料金は高いです。「2枚きっぷ」という回数券のようなものがお得なようで、自由席で7,200円で博多と往復できます。博多から熊本と言うと結構遠そうなイメージがあったのですが熊本でのアクティビティを割り切れば十分に日帰りで訪れられる場所だと思います。
熊本駅から熊本城へ
熊本城は熊本市の中心にあります。熊本に到着したら市街へ向かいましょう。熊本は駅が街のはずれにある、ヨーロッパの街のような作りです。駅前は整備されていますががらんとしています。市電が走っているので市の中心まではそれで行くことができます。とは言えやはり市電。かなり遅いので距離の割には時間がかかる感じがします。さもなければいっそタクシーを利用するのも良いでしょう。たとえば往きは雰囲気を味わう意味でも市電で。帰りは時間節約のためにタクシーで戻ってくる、そんな方法は結構合理的かと思います。熊本城が見えてきたら市電を降りましょう。余談ですが市電は1両編成の旧式と2両編成の新型の2種類があるようです。(下の写真は旧型です)
いざ、熊本城に入場
今回は「須戸口門」というところから入場しました。入場料は500円です。そこから石垣の周辺をずっと散歩しつつ階段を上って天守閣方面へと向かいます。これがメジャーなコースなのかどうかは分かりませんが、立派な石垣、城の雰囲気、あと遠くに天守閣を仰ぎながらそれがだんだん近づいてくる様などを堪能しながら散歩できたのでよかったのではないかと思います。熊本城は一度は訪れてみたい場所として筆者個人的にはかなりあこがれもあったので、このように城の雰囲気をじっくり堪能で着て大変に満足しました。
熊本城場内マップ(公式ホームページ)
熊本城の天守閣へ
昔ながらの歩きにくい階段などをいくつも制覇するとようやく天守閣に到着です。広場に出て天守閣がそびえる様子を目にすると必ず感動することでしょう。その美しさはひとしおです。ここまでの疲れも吹き飛びます。じっくりと眺めてその美しさを堪能したいものです。写真も後悔のないようじゃんじゃん撮っておきましょう。
満足したら天守閣の中に進みますが、正直こちらはちょっと残念です。中は完全にリノベーションされて単なる現代の古臭い建物と化していました。古い建物なので補強も必要とかいろいろ事情はあるのでしょうが、階段が急であること以外は本当に何かの安っぽい資料館にでも入った感じです。天守閣まで登りきると四方に景観を楽しむことはできますが、やはりここも昔ながらの雰囲気は全くありません窓枠なども入れ替えられていて単なる展望台です。うーん、正直非常に残念でした。外観はあれほど美しいのに。
熊本城の感想
ということで全体の感想としては上記のとおり、外観100点、中は10点くらいの感じです。あこがれが強かったこと、石垣や敷地までとても美しかったことを思うとなおさら天守閣の中に入って残念な想いでした。
熊本城は桜の名所としても知られているそうです。その季節にのんびりと場内を散策し、天守閣も櫻鑑賞のためと割り切って登ってみるくらいがちょうどよいのかもしれませんね。
熊本城についてもっと詳しく
日本のお城や熊本城については筆者は特に詳しいわけではないので、その歴史や熊本城を築城したとされる加藤清正公、さらにもっと詳しい情報は下記情報源などからご覧ください。
熊本城公式ホームページ
熊本城Wikipedia