神秘の聖地を車で巡る!高野山1泊2日のおすすめモデルコース

こんにちは、トラベルライターのShogoです。今回は、和歌山県の世界遺産、高野山を車で巡る1泊2日のモデルコースをご紹介します。壮大な自然に囲まれた荘厳な寺院群、美味しい精進料理、そして厳かな雰囲気漂うお寺での宿坊体験。日常を離れて心身をリフレッシュできる、特別な旅になること間違いなしですよ。

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高野山とは?

高野山は、和歌山県北部の標高約800メートルの山上に広がる、真言宗の聖地です。弘法大師・空海が開創したと伝えられ、1200年以上の歴史を誇ります。

山内には、壇上伽藍と呼ばれる中心部の寺院群を始め、120を超える寺院が点在。東京ドーム12個分もの広大な敷地には、神聖な雰囲気が漂っています。

高野山の風景

2004年には、「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として、ユネスコの世界遺産に登録されました。真言宗の信仰の場であると同時に、日本人の精神文化の象徴とも言える、由緒ある聖地なのです。

高野山1泊2日モデルコースの概要

高野山には、関西国際空港や大阪市内から車で約2時間の好アクセス。公共交通機関を利用する場合は、南海電鉄で難波から極楽橋駅まで特急で約1時間40分、そこからケーブルカーで山上まで約10分です。

このモデルコースでは、レンタカーを利用して高野山を自由に巡ります。1日目は午後から高野山入りし、2日目の午後まで滞在する、ゆったりとしたプランです。

1日目:高野山に到着、壇上伽藍と奥之院を散策

昼食を済ませたら、いざ高野山へ出発。一般道の場合、関西国際空港からは約2時間、大阪市内からは約2時間30分ほどで到着します。

高野山に到着したら、まずは壇上伽藍エリアへ。弘法大師が最初に建立したとされる、根本大塔や金堂などの荘厳な建築物が立ち並びます。

金堂の外観

夕方になったら、奥之院エリアに移動。標高が高いため、夏でも涼しく感じる森の中を進んでいくと、弘法大師御廟があります。20万基を超える墓石が立ち並ぶ光景は圧巻です。

日が暮れる頃、お寺の宿坊にチェックイン。高野山には50以上の寺院で宿泊が可能で、本格的な精進料理を楽しめるのが魅力です。夕食の際はお坊さんとの会話を楽しみつつ、日頃の喧騒から離れてゆったりと過ごしましょう。

2日目:朝のお勤めと町石道、海住山寺を散策

早朝、宿坊で朝のお勤めに参加するのがおすすめ。荘厳な読経の声に耳を傾けていると、自然と心が洗われるような感覚を味わえます。

朝食の精進料理をいただいたら、チェックアウト。この日は、高野山の中心部をゆっくり散策します。

まずは、金剛峯寺の図書館や不動堂など、壇上伽藍エリアの寺院を巡ります。続いて、参道の町石道を散策。土産物屋やカフェが軒を連ねる、情緒ある風景が広がっています。

不動堂の外観

最後に立ち寄りたいのが、海住山寺。壮大な五重塔や、紅葉の名所として知られる華麗な伽藍は必見です。アジサイの季節も見事ですよ。

海住山寺の五重塔

昼食は、高野山の名物とうふ料理を堪能しましょう。ごま豆腐やがんもどき、豆乳鍋など種類が豊富。ヘルシーながらボリューム満点で、お腹も心も大満足間違いなしです。

食事の後は、名残惜しいですが高野山をあとに。帰路の車中では、悠久の歴史を感じさせる神聖な景色を思い返してみてください。

高野山旅行の服装と注意点

高野山は標高が高いため、夏でも朝晩は肌寒く感じることも。羽織るものがあると安心です。

山内を歩き回ることが多いので、歩きやすい靴が必須。寺院によっては拝観時に靴を脱ぐ必要があるので、脱ぎ履きしやすい靴がおすすめですよ。

宿坊に宿泊の際は、パジャマ代わりの浴衣が用意されていますが、歯ブラシ等の洗面用具は必要に応じて持参します。タオルやバスタオルは貸してくれるお寺が多いですが、事前に確認しておくと安心。

また、宿坊は門限が早いので要注意。夕食後に外出する際は、帰山時間をしっかり確認しておきましょう。

神秘の聖地高野山で特別な体験を

壮大な自然、美しい寺院、そしてゆったりと流れる時間。高野山での1泊2日の旅は、日頃の喧騒を忘れて心身を癒やす、特別な体験になるはずです。

レンタカーを利用すれば、自分のペースで効率よく周れるのが魅力。事前にドライブプランをしっかり立てて、準備万端で出かけましょう。

宿坊での精進料理や読経体験、奥之院の神秘的な雰囲気は、一生の思い出になること間違いなし。ぜひ高野山で、日本の精神文化の神髄に触れてみてくださいね。

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