高速船で憧れの沖縄慶良間諸島 座間味村に向かう

沖縄県の離島の一つ慶良間(ケラマ)諸島。最近国立公園にも指定された世界に誇る美しい海を持つ楽園です。那覇空港からも見えるのが慶良間諸島です。その中の一つ座間味島(ザマミ)に上陸しました。

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泊港から高速船で座間味島へ

慶良間諸島、座間味島へは船で行きます。船は那覇空港からあまり遠くないところにある泊港(とまりこう)から出港します。慶良間諸島は一番大きい島が渡嘉敷島(とかしき)、座間味島は2番目に大きな島です。船はどちらの島に行くにもこの泊港から出港しますが行き先により完全に異なる船です。目的地によって予約しましょう。

フェリーにも2種類あります。フェリーざまみとクイーンざまみです。フェリーざまみはいわゆる普通の想像するフェリーです。車も詰める大型船です。こちらのフェリーだと座間味島まで2時間です。一方クイーン座間味は双胴型のモダンな高速船です。所要時間もぐっと短縮されて約1時間です。

いずれも運行スケジュールやチケットの価格、予約は座間味村のホームページから行うことができます。が予約は電話してしまったほうが早いと思います。

座間味村ホームページで座間味行きフェリーを確認

ちなみに渡嘉敷島は渡嘉敷村という別の村でホームページも別です。フェリーの情報も渡嘉敷島のホームページで確認しましょう。

我々が乗ったのは後者の高速船、クイーンざまみです。2014年9月の時点では1日2往復運航されており、この日は泊港を17時出港でした。那覇に到着してのんびり昼食を取り、チケットを購入して待ちました。

ちなみに高速船はチケットのあるオフィスよりずいぶん離れた場所から出港します。港はそうはいっても広いので近くに見えていても歩くと大変です。しかも当然ですが暑いです。時間に余裕をもってがんばりましょう。正直座間味島までの道のりで一番つらかったのはこの移動です。重い荷物をもって暑い中をガタガタ歩くのが大変でした。

上の泊港の写真の右側を見ると正面遠くにそれらしき船が見えるのがわかりますか?アレです。一番左の船が渡嘉敷島行き、クイーンざまみは2番目の船です。

いよいよクイーンざまみに乗船

乗船は出港20分前くらいから可能だったと思います。席は自由席です。外国人が多いのに驚きます。慶良間諸島、座間味島なんて全く知られていないものだろうと勝手に思っていましたが今は違うのですね。沖縄は外国人観光客がものすごい勢いで増えているようでいろいろ意見はあるでしょうが沖縄の健全な発展につながるなら素晴らしいことだと思います。

比較的新しいのか船内はきれいです。席も広くてのんびりとくつろぐことができます。前方の窓は高い位置にあるので前に座っても前面の景観は見えないのであしからず。

最終的にかなり満席に近い状態で出港しました。港内は静かに運行していたものの、堤防の外に出るとぐっと速度が上がります。なるほど高速船、と納得するスピード感です。

島が近づくと大興奮

高速船は2階デッキに自由に出ることができます。ずっとそこで過ごしている乗客もいるようです。高速船というだけあって外海に出るとかなりのスピードを実感できます。揺れもデッキにいるとかなりものもので迫力満点です。クイーンざまみに乗ったら是非1度はデッキに行ってみましょう。沖縄本土が徐々に離れていく様、前方に島々が近づいてくる様、いずれも感動します。

以下、島々の様子を楽しんでください。



静かな座間味港に到着

途中、座間味村の一つ阿嘉島(あかじま)港に寄ってから最終目的地である座間味港に向かいます。帰りは阿嘉島→座間味島→沖縄本島という経路になり、途中寄り道がない分所要時間が少し短くなります。

到着したクイーンざまみは沖縄本土行きのお客さんを乗せ1時間後には出港してしまいます。高速船が去った後はただただ静かな港が残ります。船が到着したときには降船客、乗船客でごった返していた港も本当に静けさだけが残ります。たくさん降りてきた座間味への訪問客も皆宿に吸い込まれていき、知らぬ間に港には一人も人がいなくなりました。


今日は夕暮れなので少し周囲を散歩して宿に戻りのんびり過ごしました。

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