このルートでは、自然溢れる群馬県の景色を満喫しながら、わたらせ渓谷鉄道を使って、地元ならではの名所やグルメを巡ります。古き良き時代の雰囲気を残すわたらせ渓谷鉄道を軸に、澄みきった空気と温かな人々の暮らしが息づく地域を訪ね、心に残る旅をご案内します。
わたらせ渓谷鉄道周辺のおすすめ観光情報!
わたらせ渓谷鉄道は、群馬県と栃木県を結ぶ鉄道です。昔ながらの風景や四季折々の自然を満喫しながらトロッコ列車で鉄道の旅を楽しめます。
鉄道での電車旅だけではなく、わたらせ渓谷鉄道が通る渡良瀬川沿いには遊歩道が整備されており、途中駅で下車しながら、自然を感じ、渓谷沿いの綺麗な空気や絶景を満喫出来ます。
わたらせ渓谷鉄道は群馬県と栃木県を繋ぐ鉄道で、スタートは群馬県桐生市、終着駅は栃木県日光市足尾町です。鉄道の沿線はあわせて44キロの道のりでトロッコ列車で1時間半の小旅行になります。
わたらせ渓谷鉄道のトロッコ列車とは?
わたらせ渓谷鉄道は通称「わ鐵」と略されるローカル線です。わたらせ渓谷鐵道株式会社が運営するローカル鉄道で、毎年日本中から多くの観光客や鉄道ファンが訪れています。
わたらせ渓谷鉄道には「トロッコわっしー号」と「トロッコわたらせ渓谷号」2種類の列車があり、時間やルートによってどちらかのトロッコが走っています。
ゆるキャラをモチーフにした「トロッコわっしー号」
「トロッコわっしー号」はわたらせ渓谷鐵道株式会社のゆるキャラ「わ鐵のわっしー」をモチーフにした列車で2両編成の小さなトロッコ列車です。2両の内、1両は普通の電車と同じように窓ガラスがあるタイプで、もう1両は窓ガラスのないオープンタイプです。
暑く、日差しが強い夏や、寒い冬は窓ガラスがあるタイプがオススメで、風が心地よい春・秋はオープンタイプの列車がオススメです。人によって好みが分かれるので自分にあった列車を選んでみて下さい。
美しく、伝統的な車両で構成される「トロッコわたらせ渓谷号」
可愛さが魅力のトロッコワッシー号とは違い、トロッコわたらせ渓谷号はディーゼル機関車が列車を引っ張る伝統的なタイプで、鉄オタにも人気の車両です。車両の美しさから日本中にファンが多く、足しげく通うファンも数多くいます。
トロッコ車両と同色の「DE10-1537」赤い色の「DE10-1678」の二種類があります。
わたらせ渓谷鉄道周辺のおすすめ観光スポット
- 富弘美術館:日本画家・富岡鉄平の作品を展示する美術館で、一部の作品はわたらせ渓谷鉄道の車両にも描かれています。
- みなかみ町:源泉かけ流しの温泉や、野外スポーツで有名なエリアです。
- 足尾銅山:明治時代に栄えた銅山で、その歴史を学べる資料館も併設されています。
わたらせ渓谷鉄道周辺のおすすめグルメ
- 足尾そば:足尾地域特産のそば。手打ちの風味豊かな一品です。
- ゆば料理:地元で取れる大豆を使用した、ヘルシーで美味しい豆腐やゆばを楽しむことができます。
- ワイナリー巡り:栃木県は日本ワインの一大産地。様々な種類のワインを味わうことができます。
わたらせ渓谷鉄道周辺旅行を最大限に楽しむコツ
事前の旅行計画
駅周辺の観光名所を調査し、事前にスケジュールを立てるようにしましょう。
また、季節によって見どころや電車の運行時間が変わるので、公式サイトでチェックして事前に旅行プランを立てるようにしましょう。
お得に楽しめるフリー切符を使う
わたらせ渓谷鉄道の見どころは電車での旅ではなく、自然の中で途中下車して大自然を楽しみながら散歩するのが一番の見どころです。
1日フリー切符を購入すれば、1日中わたらせ渓谷鉄道が乗り放題なのと、いくつかの主要観光地の割引券もついているので丸一日わたらせ渓谷を楽しみたいなら必見のフリーパスです。
渓谷を楽しんだ後に入る温泉施設「水沼温泉センター」や有名な「富弘美術館」の割引設ける事が出来るので、わたらせ渓谷を満喫したい人は必ず購入しましょう。
1か月前から販売開始されるので、土日や連休に訪れる予定の方は事前に予約するのがオススメです。
料金:大人1,880円/小児940円
※発売日当日限り有効
特典:
– 水沼温泉センター 入館料2割引
– 富弘美術館 入館料2割引
発売場所:
– 桐生・相老・大間々・通洞・足尾の各駅
– 東武トップツアーズ各支店・日本旅行各支店・近畿日本ツーリスト各支店
各季節のわたらせ渓谷鉄道周辺の楽しみ方
- 春:桜や新緑を楽しみながら電車に乗る。
- 夏:山間部なので、暑さを逃れて過ごすのに最適です。
- 秋:紅葉狩りに訪れる人々で賑わいます。
- 冬:積雪により電車が運休することもありますが、その分静寂と雪景色が堪能できます。
おすすめアクティビティ
- 川下り:みなかみ町で体験できるアウトドアアクティビティ。刺激的な体験ができます。
- 温泉巡り:温泉が豊富な地域なので、さまざまな泉質のお風呂を楽しむことができます。
- ハイキング:四季折々の自然を満喫しながら、心地よい運動もできます。
旅のアドバイス
- 電車は1時間に1本程度しかないので、時間をしっかり確認しましょう。
- 天候によっては運行が見合わせられることもあるので、最新の運行情報をチェックしましょう。
わたらせ渓谷鉄道周辺の歴史
1887年に開業したこの鉄道は、地元産業の発展と共に歩み、いくつかの鉱山や工場への輸送路としても利用されてきました。現在は観光路線として、その美しい風景を楽しむための鉄道として多くの人々に愛されています。
わたらせ渓谷鉄道周辺のおすすめのお土産
- ゆば製品:大豆が豊富にとれる地域なので、さまざまなゆば製品があります。
- 地酒:地元の酒造が多く、各酒造の特色を生かした日本酒を楽しむことができます。
- 地元の果物:群馬県は果物の生産が盛んな地域。季節の果物をお土産にするのもおすすめです。
わたらせ渓谷鉄道を満喫するモデルコース
07:00 – 東京駅出発
一日の始まりは東京駅から。早朝のうちに家を出て、上毛電鉄への電車で桐生駅へ向かいましょう。上毛電鉄は群馬県内を走る地元密着型の鉄道で、その風情ある駅舎や車両からは昭和の風情が感じられます。
09:30 – 桐生駅到着
桐生駅に到着後、一旦足を伸ばし、近くのカフェでモーニングコーヒーを楽しむのもおすすめです。そして、続いてわたらせ渓谷鉄道へ乗り換えて、足尾駅へ向かいます。
10:30 – わたらせ渓谷鉄道へ乗車
わたらせ渓谷鉄道は、風光明媚な渓谷を行き来するレトロなローカル線です。春は新緑、夏は清流、秋は紅葉、冬は雪景色と、四季折々の美しい風景が広がります。車窓からの景色を楽しみつつ、足尾駅へと向かいましょう。
11:30 – 足尾駅到着 & 足尾銅山と資料館訪問
足尾駅に到着したら、まずは足尾銅山と資料館へ向かいます。銅山の歴史を学び、当時の生活や文化、鉱山技術の進歩などを感じることができます。
13:00 – 足尾の昼食
足尾で昼食には、地元の名物「足尾そば」をぜひ味わってみてください。手打ちのそばは風味豊かで、その味わいは一度食べたら忘れられないほどです。
14:00 – 廃墟巡り
足尾では銅山の影響で多くの遺構が点在しています。その中でも特に「旧足尾銅山精錬所跡」は圧巻で、荒廃した風景はまるでアートのようです。その他にも旧足尾銅山鉱業所跡や足尾山神社なども見どころの一つです。
16:00 – わたらせ渓谷鉄道で桐生駅へ
再びわたらせ渓谷鉄道に乗車し、桐生駅へ向かいます。午後の光が差し込む車内からは、さらに美しく色づいた渓谷の風景が広がります。
18:00 – 桐生駅到着 & 夕食
桐生駅周辺には美味しい地元の料理を提供するレストランがたくさんあります。一日の疲れを癒す夕食を楽しみ、夜行バスや最終電車で東京へ戻りましょう。
このモデルコースはあくまで一例です。わたらせ渓谷鉄道沿線には他にも魅力的な観光地が点在していますので、是非自分のペースで楽しんでみてください。また、渓谷鉄道は季節ごとの風景が楽しめるので、季節を変えて訪れるのもおすすめです。