素朴な南伊豆の高級温泉旅館「季一遊」(ときいちゆう)宿泊レポート お風呂の写真多数!(静岡県 南伊豆 弓ヶ浜温泉)

2013年9月の3連休直前に思い立って伊豆半島の南端、南伊豆の温泉宿「季一遊」に出かけてみました。「ときいちゆう」と読みます。台風の去った直後という微妙なタイミングでしたがおかげで(?)道も空いていて快適に行くことができました。到着した時と翌日はとても良い天気に恵まれました。

TOC

人里離れた南伊豆の高級感漂う温泉旅館 「季一遊」

南伊豆は下田からそう遠くはないのですが、人気がとにかく少ない、まだまだ未開の地という雰囲気が漂うところですよね。西伊豆は古いながら小さな町、集落がそれなりに長い間存在しているという雰囲気が伝わってきますが南伊豆はそれとは異なります。その南伊豆の美しいビーチの一つ弓ヶ浜。弓ヶ浜ビーチのすぐ横にあるのがこの「季一遊」です。全41室ということでそれなりの大型宿泊施設。全体に高級感漂う温泉旅館です。
館内は3階建て。玄関は2階です。階段を上って入館。中央は広い吹き抜けで、左に大きなロビー&ラウンジ、右手がお土産物屋さん、ショップです。

季一遊の風呂(温泉大浴場、露天風呂、貸切露天)

今回三連休の最終日、且つ台風一過の直後ということもあってか、とにかく空いていました。そして大浴場は本当に誰もいない貸切状態でした。こんなことはめったにないので、大浴場の写真をたくさん紹介しましょう。
大浴場(男性用)は楕円形の内風呂が1つと露天風呂が3つです。露天風呂は大きい岩風呂の他、石造りの円形の露天風呂とヒノキ(?)の露天風呂。これら2つは小型です。
どうやら源泉かけ流しではないようですが、お湯はしょっぱいです。
季一遊の大浴場。まずは入口、脱衣場や内湯から



続いて季一遊の露天風呂です。






ここ、南伊豆弓ヶ浜温泉の旅館季一遊には貸切露天風呂(いわゆる家族風呂)が3つあります。いずれも無料で予約もなく、空いていれば自由には入れるというありがたいものです。その一つにももちろん入ったので貸切露天の写真もどうぞ。貸切露天はヒノキの丸型、四角型、あと石風呂(四角?)があります。今回味わったのはヒノキの四角型のお風呂です。もちろん貸切露天風呂のお湯もしょっぱいです。脱衣所がやや狭いのが難点でしょうか?
季一遊の貸切露天風呂の写真です。

最後に季一遊の部屋のお風呂です。今回も露天風呂付き部屋に泊まりました。なんというか、隙間に無理やり作った感満載のお風呂で、あまり温泉を堪能する、という感じはしません。露天と言っても屋根つきです。解放感もいまいち、ですね。
昨今の流行で何が何でも露天風呂付きの部屋を持っておくことは必要なんだろうな、という印象を持たされるお風呂です。もちろん大浴場がにぎわっていたり、貸切露天もなかなか空きがないことも多いでしょうし、あるいはいちいち開いているかどうか確かめに行かなければいけないのも面倒くさいものです。そういうことを一切気にすることなくプライベートに温泉を楽しむ、という点では優越感があります。館内は結構広いのでお風呂まで行く手間も全くないわけですし。
iPhoneのカメラではこれ以上広角にならないため1枚だけです。

季一遊の料理(夕食&朝食)を味わう

料理は特にグレードアップしたプランではないので標準的メニューだと思います。季一遊は食事処で頂くのですが、特別室ばかりがある別館の食事処で頂きました。おそらく、露天風呂付き部屋のみこちらの食事処なのではないかと思います。
肝心の料理は普通です。普通というのは美味しくないということではなく、宿の値段(今回は1人1泊27,000円くらい)を考えればこんなもんでしょう、ということです。だから美味しいです。すごーく美味しいとか、思い出に残るほどおいしいとか、何としてもまた来て味わいたいと思うほどおいしいとか、そういうレベルではないということです。
イセエビの刺身が出て朝食の出汁になるのはもはや伊豆の宿のお約束?いや、これはかなり好きなんですけどね。お酒は一通りそろっています。日本酒、焼酎、ワインまで。焼酎も麦、芋など種類もそれなりに豊富。これは満足できるでしょう。
あと女将が可愛らしい子で、夕食時に手書きのメッセージを置いてくれていたのは心温まりました。こういう気遣いはよいですよね。なお、朝食は和食と洋食が選べます。チェックイン時に聞かれました。選んだのはやはり和食です。
季一遊の夕食の写真です。




料理は全品ではありません。

最後は朝食です。豪華で食べきれませんでした!

季一遊の総評

季一遊は高級温泉旅館です。そう思って泊まれば間違いないでしょう。おそらくまだ新しく、館内は清潔なだけでなく新しいが故のきれいさがあります。古臭い旅館のイメージは全くありません。スタッフのもてなしレベルも料金並みでとてもきちんとしています。宿泊料金も総じて高いです。特に我々のようにオフシーズンや平日に泊まるなら露天風呂付きの部屋にしなくても貸切風呂も簡単に入れるので、その辺は宿泊費を節約して料理やその他のアクティビティに予算を回す、そんな考え方もあると思います。1点アドバイスがあるとすれば、宿に行く前にコンビニなどで好きな飲み物は十分に買っていきましょう。部屋には冷水はありますが冷蔵庫はカラです。館内の自動販売機も大したことはありません。もちろん館内価格ですので。

季一遊のここが○・総じて新しくとても清潔な館内。
・充実した露天風呂と貸切風呂
・女将の気遣い
季一遊のここが×・館内の飲み物がしょぼい
・せっかくの弓ヶ浜海岸をもう少し望めると嬉しい。(防風林などで隠れてしまってほとんど見えないので)
・部屋の露天風呂はイマイチ
Let's share this post !
TOC