イタリア5泊7日の旅!芸術と美食の国を完全制覇するモデルコース

憧れのイタリア旅行を計画中なら、まずは日程から考えてみませんか?定番のローマ、フィレンツェ、ヴェネツィアを巡るなら、5泊7日がおすすめの滞在日数です。

でも初めてのイタリア旅行だと、「どんな順番で回るのがベスト?」「費用はどれくらいかかる?」など、わからないことがいっぱい。

そこでこの記事では、イタリア5泊7日のモデルコースを大公開!見どころを効率よく巡る充実のプランをご提案します。

お得な旅行の時期や服装、注意点もしっかりおさえているので、初心者の方も安心。ぜひ参考にして、ワクワクのイタリア旅行を実現させてくださいね!

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イタリア旅行の基本情報

項目内容
ベストシーズン4月〜6月、9月〜10月
平均的な予算20万〜30万円
チップの目安食事代の10〜15%
通貨ユーロ(EUR)
服装夏は半袖、冬は上着が必要

ベストシーズンは春か秋!

イタリア旅行のベストシーズンは、4月〜6月の春9月〜10月の秋。気候が穏やかで過ごしやすく、観光には最適の時期です。

7月〜8月の夏は気温が高く、観光客も多いので避けたほうが無難。12月〜2月の冬は寒さが厳しく、雨の日も多いのがネックですね。

とはいえ夏でも、早朝や夕方を狙えば比較的快適に観光できます。また冬のイタリアは、クリスマスマーケットなど独特の楽しみ方があるのも魅力。

それぞれの季節の特徴をつかんで、自分に合ったベストな旅行時期を見つけてみてくださいね。

予算の目安は?

気になるイタリア旅行の予算。5泊7日の日程なら、1人あたり平均で20万〜30万円ほどみておくのがおすすめです。

内訳は、往復航空券が8万〜12万円、ホテル代が6万〜10万円、食事代や交通費、アクティビティ代で6万〜8万円が目安。為替レートや旅行時期によって多少の変動はありますが、これくらいの予算感覚を持っておくと安心ですよ。

もちろん旅のスタイルによって、費用は大きく変わります。

たとえば航空券をエコノミークラスにしたり、シェアルームに泊まったり、電車やバスを使って移動したり。節約のコツを意識すれば、15万円以下で周ることも不可能ではありません。

逆にビジネスクラスやラグジュアリーホテルを選べば、50万円以上の予算が必要に。でも特別な思い出を作るなら、奮発する価値は十分にあるはず。

まずは自分なりの旅行プランを立てて、目安となる予算を算出してみてくださいね。

旅先でのマナーとして心得たいチップ事情

イタリア旅行の基本マナーとして押さえておきたいのが、「チップの習慣」。ツアーガイドやホテルのスタッフ、レストランでのサービスに対して、感謝の気持ちを添える行為です。

レストランでは、勘定の10〜15%ほど。エレベーターがあるホテルでは、荷物1個につき1〜2ユーロが目安です。

ただしチップは義務ではなく、サービスに満足できなかった場合は控えめでOK。必要以上に払う必要はありませんよ。

また請求書にサービス料が含まれている場合は、チップは不要。会計時にしっかりと明細を確認しておきましょう。

イタリア5泊7日モデルコース

それではいよいよ、イタリア5泊7日の旅をスタート。定番スポットを中心に、盛りだくさんの内容をご紹介していきます。

1日目:ローマ到着

イタリアの玄関口、ローマ・フィウミチーノ空港に到着。空港から市内中心部までは、レオナルド・エクスプレスという直通電車が便利です。

ローマ・テルミニ駅で下車したら、地下鉄やバスを乗り継いでホテルへ。チェックインを済ませたら、さっそく街歩きに出発しましょう。

コロッセオ

まずは、ローマを象徴する「コロッセオ」へ。古代ローマ時代の巨大闘技場の遺跡は、その壮大なスケールに圧倒されること間違いなし。

コロッセオには長蛇の列ができるので、事前にオンラインでチケットを購入しておくのがおすすめです。

ロマン広場とスペイン広場

夕方は「ロマン広場」から「スペイン広場」へ。どちらもローマを代表する人気スポットで、街のシンボル的な存在です。

途中、名物ジェラートを食べ歩きしつつ、ローマの街並みを満喫。日が落ちるとライトアップされて、また違った表情を見せてくれますよ。

2日目:バチカン市国観光

ローマ2日目は、独立国家であるバチカン市国へ。世界最小の国は、見どころ満載の宝庫なんです。

サン・ピエトロ大聖堂

バチカンの中心的存在「サン・ピエトロ大聖堂」は、世界最大のキリスト教会。荘厳な祭壇や美しいドームは、いつまでも見惚れてしまいそう。

大聖堂の屋上にも上れるので、頂上からバチカンの街を一望してみては?

バチカン美術館

美術ファンなら外せないのが「バチカン美術館」。8kmにも及ぶ回廊には、ボッティチェリやミケランジェロの名作がずらり。

中でも「システィーナ礼拝堂」の天井画は必見中の必見。圧倒的な美の世界に、息をのむこと間違いなしです。

3日目:フィレンツェへ移動

3日目は、イタリア新幹線に乗ってフィレンツェへ。ローマからわずか1時間半ほどで到着します。

ウフィツィ美術館

フィレンツェを代表する「ウフィツィ美術館」は、ルネサンス期の名作が集う世界屈指の美術館。ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」など、一度は見たい傑作がたくさん。

チケットの事前予約は必須です。当日購入は混雑必至なので、オンラインでの事前購入がおすすめですよ。

ドゥオモ

フィレンツェのシンボル「ドゥオモ」は、世界遺産にも登録されているゴシック様式の大聖堂。外観だけでなく内部も必見です。

隣接するジョットの鐘楼に登れば、フィレンツェの街を一望できる絶景が待っていますよ。

4日目:ピサの斜塔とチンクエ・テッレ

フィレンツェ滞在2日目は、ピサの斜塔とチンクエ・テッレへ日帰りトリップ。

ピサの斜塔

「ピサの斜塔」は、その名の通り傾いていることで有名な塔。写真を撮るなら、斜塔を支えるポーズがお約束です。

塔のそばには大聖堂などもあるので、併せて見学してみてはいかがでしょうか。

チンクエ・テッレ

リグーリア州の美しい海岸沿いにある「チンクエ・テッレ」は、5つの村からなる世界遺産。カラフルな建物と美しい海のコントラストは、まさに絶景です。

村と村を結ぶハイキングコースを歩くのもおすすめ。途中、レモンやオリーブ畑に出会えたら、イタリアを感じられること間違いなし。

5日目:ヴェネツィアへ移動

5日目はイタリア新幹線でヴェネツィアへ。「水の都」と称される美しい街並みが広がります。

サン・マルコ広場

ヴェネツィアの中心「サン・マルコ広場」は、鳩が飛び交うロマンティックなスポット。東側には「サン・マルコ寺院」が、南側には「ドゥカーレ宮殿」が建ち並びます。

広場のカフェでのんびりと過ごすのもおすすめ。名物のベッリーニを片手に、ヴェネツィアの風を感じてみては?

ゴンドラ

クルーズ ヴェネツィアの運河を小舟「ゴンドラ」で巡るのは、イタリア旅行の醍醐味。ゴンドリエーレ(船頭)の歌声を聞きながら、優雅なひとときが過ごせますよ。

30分ほどのコースから選べるので、体力や予算に合わせて参加してみてくださいね。

6日目:ヴェネツィア散策

最終日は、ヴェネツィアの街をのんびり散策。迷路のような路地を歩いているだけで、新しい発見がたくさんあるはずです。

ため息橋

「ため息橋」は、囚人が処刑される際に渡ったといわれる橋。美しいアーチ型が特徴的で、観光客に人気のスポットです。

近くの「ため息橋マーケット」では、ヴェネツィアングラスなどのお土産選びにもぴったり。

リアルト橋

「リアルト橋」は、ヴェネツィアで最も古い橋。大運河に架かるその姿は、ヴェネツィアのランドマーク的存在です。

橋の上からは、行き交うゴンドラや水上バスの風景を一望できますよ。

夕方にはヴェネツィアを出発し、ローマへ。最後の夜はローマの名物料理に舌鼓を打ちながら、思い出に浸るのもおすすめです。

7日目:ローマから帰国

いよいよイタリア旅行も終わり。最終日はローマ市内でお土産選びなどをして、帰りの飛行機に備えましょう。

空港までは、レオナルド・エクスプレスがおすすめ。わずか30分ほどで到着するので、時間に余裕を持って向かうことができますよ。

機内ではゆっくりと過ごしつつ、これまでの旅を振り返ってみては?きっと忘れられない思い出がたくさんできたはず。

イタリア旅行を100倍楽しむコツ

イタリアをとことん満喫したいなら、おすすめの体験もチェックしておきたいもの。ここではロー

マ、フィレンツェ、ヴェネツィアでしたいユニークな体験をご紹介します。

ローマ:真夜中のコロッセオ見学

通常は入れない、コロッセオの地下を特別に見学できる深夜ツアー。古代ローマ時代の雰囲気をより深く味わえる貴重な体験ができますよ。

ガイドの解説を聞きながら、闘技場跡を探索。歴史ロマンに浸れること間違いなしです。

フィレンツェ:トスカーナの郊外ツアー

フィレンツェから少し足を伸ばせば、美しい田園風景が広がるトスカーナ地方が。見渡す限りのブドウ畑とオリーブ畑は、まるで絵画のようです。

ワイナリーを訪ねたり、中世の面影を残す村を散策したり。ゆったりとした時間を過ごせるでしょう。

ヴェネツィア:仮面づくり体験

ヴェネツィアの名物といえば「仮面」。毎年2月に開催される仮面舞踏会には、世界中から人が集まります。

旅の思い出に、自分だけのオリジナル仮面を作ってみては?職人のアトリエで、伝統的な技法を学べる体験プログラムがおすすめですよ。

他にも、ゴンドラ職人の仕事場を見学したり、ガラス工房でグラスづくりを体験したり。ヴェネツィアならではのアクティビティは盛りだくさんです。

まとめ

芸術と歴史、美食の国イタリア。5泊7日あれば、見どころをコンパクトに巡ることができるのが魅力です。

定番のローマ、フィレンツェ、ヴェネツィアを中心に、エッセンスをぎゅっと凝縮したモデルコースをご紹介しました。名所巡りだけでなく、ちょっと変わった体験もプラスすれば、より思い出深い旅になるはず。

ベストシーズンは春か秋、予算の目安は20万〜30万円ほど。でも旅のスタイル次第では、もっとリーズナブルに楽しむことだって可能ですよ。

大切なのは、自分なりの楽しみ方を見つけること。ゆったりと過ごすも良し、欲張りに満喫するも良し。イタリアの魅力を心行くまで堪能してくださいね。

番外編:3泊4日のイタリア弾丸ツアー

どうしても日程が取れない!という方のために、3泊4日のプランもご用意しました。

1日目:ローマ

  • コロッセオ
  • ロマン広場
  • スペイン広場

2日目:バチカン市国

  • サン・ピエトロ大聖堂
  • バチカン美術館

3日目:フィレンツェ日帰り

  • ドゥオモ
  • ウフィツィ美術館

4日目:ローマ出発

  • ショッピングなど

駆け足になってしまうのは否めませんが、見どころの核心部分は押さえられるはず。時間を有効活用すれば、3泊4日でもイタリアを満喫できますよ。

旅の計画に悩んだら、ツアー会社の3泊4日プランを参考にしてみるのもおすすめです。移動やチケット予約など、面倒な手配は任せきりで気楽です。

ヨーロッパを旅するなら

イタリア旅行の前後に時間があるなら、ぜひ他のヨーロッパ諸国も巡ってみては?

たとえばこんなルートはいかがでしょう。

  • イタリア(3泊4日)
  • スイス(2泊3日)
  • フランス(3泊4日)
  • イギリス(3泊4日)

ヨーロッパ5ヶ国を5泊7日で周る、欲張りなプランも可能。各国の見どころをコンパクトに凝縮した、ヨーロッパの魅力を存分に味わえる旅になるはずです。

もちろん、イタリアだけでも十分に楽しめるのが魅力。何度訪れても新しい発見があるのが、この国の奥深いところ。

「イタリアに行ってみたい」その思いを、ぜひ実現させてくださいね。きっとあなたの人生を豊かにする、かけがえのない体験になるはずです。

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