多民族国家シンガポールは、アジアを代表する人気旅行先。コンパクトな国土に、見どころがぎゅっと詰まった魅力的な街です。
でも「シンガポールに3泊4日で行くなら、どんなプランがおすすめ?」「気になる旅行の予算は?」など、わからないことがたくさんありますよね。
そこでこの記事では、シンガポール3泊4日の完璧なモデルコースをご提案!定番スポットから穴場まで、絶対に外せない観光地を効率よく巡るプランを考えました。
また、旅行に必要な費用や最適な時期、お得な情報もたっぷりとお届け。あなただけの素敵な旅のヒントが、きっと見つかるはずです。
それでは、シンガポール3泊4日の旅へ、出発しましょう!
シンガポール旅行の基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
おすすめ滞在日数 | 2泊3日~4泊5日 |
ベストシーズン | 6月~9月 |
平均的な予算 | 3泊4日で12万~18万円 |
服装 | 夏服、日よけグッズ |
通貨 | シンガポールドル(1SGD≒90円) |
シンガポール旅行に最適な日数は?
シンガポールは街のサイズがコンパクトなので、短い日程でもたくさんの見どころを回れるのが魅力。2泊3日~4泊5日ほどの滞在がおすすめです。
とはいえ、あまりに慌ただしい旅では、ゆっくりとシンガポールの魅力を味わえないかも。できれば3泊4日以上の日程を確保するのが理想的ですね。
今回は、シンガポール3泊4日のモデルコースに絞ってご紹介。見どころをしっかり押さえつつ、街歩きやグルメもたっぷり楽しめるプランになっていますよ。
シンガポール旅行のベストシーズンはいつ?
シンガポールは一年を通して気温が高く、雨季と乾季の区別がありません。そのため、基本的にはいつ行っても観光に適しているんです。
その中でも特におすすめなのが、6月から9月にかけての期間。他の時期と比べると、若干雨の日が少なくなる傾向にあります。
6月には「グレート・シンガポール・セール」といった大規模なセールが開催され、お得にショッピングが楽しめるのも魅力。7月から8月は、シンガポールの建国記念日をお祝いするイベントなども見どころですよ。
ただし夏休みシーズンは、旅行者が増えて混雑しがち。ホテルや航空券の料金も高めになるので、できるだけ早めに予約するのがおすすめです。
逆に10月から翌年2月は、比較的空いている穴場の時期。雨が多めな点には注意が必要ですが、旅行代金を節約できるのは大きなメリットですね。
シンガポール3泊4日の旅行費用は?
シンガポール3泊4日の旅行にかかる費用は、1人あたり平均12万~18万円ほど。
内訳は、往復航空券が5万~8万円、ホテル代が3万~6万円、現地での食事代や移動費、アクティビティ代などで4万~6万円が目安です。
とはいえ、これはあくまで平均的な予算。旅のスタイルによって大きく変動します。
たとえばLCCを利用したり、ホステルに泊まったり、食事は屋台中心にしたり。節約のコツを押さえれば、もう少し安く済ませられるはず。
逆にビジネスクラスの利用やラグジュアリーホテル、ミシュランレストランでの食事を楽しむなら、20万円以上の出費も。でもその分、より贅沢なひとときが待っていますよ。
旅行代金を抑えたいなら、ツアーの利用もおすすめ。航空券とホテルがセットになっているので、個別に手配するよりもリーズナブルになることが多いんです。
シンガポールへの旅行でお得な情報は?
シンガポール旅行を存分に楽しむなら、お得な情報をしっかりチェックすることが大切。ここではそんな、旅行代金を節約できる2つのポイントをご紹介します。
シンガポール・ツーリストパス(STP)
シンガポール国内の交通費を節約できるのが「シンガポール・ツーリストパス(STP)」。MRTやバス、LRTなどが1日乗り放題になるんです。
料金は1日10SGD(約900円)で、空港などで購入可能。パスの購入は必須ではありませんが、市内をたくさん移動する予定なら、かなりお得になるはずですよ。
食事はホーカーセンターを活用
シンガポールグルメを安く味わうなら、「ホーカーセンター」の利用がおすすめ。各国の屋台料理が一堂に会するフードコートのような場所で、ローカルに大人気なんです。
1食5~10SGD(約450~900円)ほどで、本格的な味を堪能できるのが魅力。ミシュランガイドでも星を獲得した店舗もあるので、クオリティは折り紙付きですよ。
シンガポール3泊4日モデルコース
それでは、シンガポール3泊4日の旅をもっと具体的に見ていきましょう。観光名所はもちろん、おいしいグルメスポットもしっかりおさえた、充実の内容になっていますよ。
1日目:到着&マリーナエリア観光
マーライオン公園
シンガポールに到着したら、まずは「マーライオン公園」へ。シンガポールのシンボルであるマーライオン像は、記念撮影スポットとして超有名です。
公園内は無料で散策できるので、到着日にさくっと立ち寄るのがおすすめ。近くにはマリーナ・ベイも広がっていて、シンガポールらしい景色を楽しめますよ。
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ
シンガポールを代表する観光名所「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」は外せません。広大な敷地に、未来的な巨大木が立ち並ぶ光景は圧巻です。
園内には温室「フラワー・ドーム」や「クラウド・フォレスト」など、見どころがたくさん。夜になるとライトアップも行われ、幻想的な雰囲気に包まれますよ。
マリーナ・ベイ・サンズ
シンガポールのランドマークとして知られるのが「マリーナ・ベイ・サンズ」。船のような特徴的な外観は、シンガポールを象徴する景色の1つです。
57階にある「インフィニティプール」は、宿泊者のみ利用可能。シンガポールの絶景を眺めながら泳げる、贅沢な体験ができますよ。
2日目:セントーサ島&シティ観光
ユニバーサル・スタジオ・シンガポール
2日目は、人気テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・シンガポール」へ!セントーサ島にある施設で、ハリウッド映画の世界観を存分に味わえます。
ジュラシック・パークやトランスフォーマー、ミニオンなど、大人気作品のアトラクションがずらり。思い切り楽しんでくださいね。
マーライオン・タワー
マーライオン像を上から眺められるのが「マーライオン・タワー」。高さ37mの展望デッキからは、シンガポールの絶景が広がります。
マーライオンミュージアムも併設されていて、シンガポールの歴史や文化を学べるのも魅力。ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
オーチャードロード
シンガポール最大のショッピングエリア「オーチャードロード」にも足を運んでみては?高級ブティックからお手頃なブランドまで、あらゆるショップが軒を連ねています。
お土産探しにはもってこい。免税店も充実しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
3日目:リトルインディア&チャイナタウン
スリ・マリアマン寺院
3日目は、多民族国家ならではの個性的なエリアを散策。まずは「リトル・インディア」へ向かいます。
ヒンドゥー教の寺院「スリ・マリアマン寺院」は、そのカラフルな外観が印象的。インドを思わせる雰囲気を、存分に味わってくださいね。
マスタファ・センター
リトル・インディアにある「マスタファ・センター」は、24時間営業の巨大ショッピングモール。雑貨からスパイス、エスニック衣料まで、何でも揃う便利スポットです。
お土産選びにもおすすめ。欲しいものが必ず見つかるはずですよ。
ブッダ・トゥース・レリック寺院
午後は「チャイナタウン」を訪れてみては?観音様の歯が祀られている「ブッダ・トゥース・レリック寺院」は、必見の寺院です。
荘厳な佇まいに圧倒されること間違いなし。チャイナタウンをのんびり散策しながら、ローカルな雰囲気も味わってくださいね。
マックスウェル・フードセンター
チャイナタウンにある「マックスウェル・フードセンター」は、ホーカー飯の名所。屋台が軒を連ねる光景は、まさにシンガポールならでは。
チキンライスの名店「ティアン・ティアン・海南鶏飯」は、ミシュランビブグルマンにも選ばれた超人気店。ぜひ味わってみてくださいね。
4日目:お土産選び&帰国
アラブストリート
最終日は、雑貨や衣料品の宝庫「アラブストリート」でお買い物。中東のバザールのような雰囲気が漂う、フォトジェニックなスポットです。
モスクをバックに撮影すれば、まるで異国にいるかのよう。お土産選びにもぴったりの場所ですよ。
ラッフルズ・ホテル
シンガポールの歴史を感じられるのが「ラッフルズ・ホテル」。著名人も愛したクラシックな佇まいは、まるで映画のワンシーンのよう。
ホテル内のカフェ「ティー・ラウンジ」では、優雅なアフタヌーンティーも楽しめます。シンガポールの思い出に、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
以上が、シンガポール3泊4日のモデルコース。見どころを効率的に巡りつつ、グルメや買い物も満喫できる盛りだくさんの内容になっています。
でも、これはあくまで一例。もしもっと時間があるなら、プラナカン文化に触れられる「プラナカン博物館」や、自然を感じられる「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」の奥にある「ベイ・イースト・ガーデン」など、足を延ばしてみるのもおすすめですよ。
シンガポール観光の注意点
せっかくのシンガポール旅行。できるだけ快適に過ごすためにも、事前に知っておきたい注意点をまとめてみました。
服装と持ち物
シンガポールは年中高温多湿。日中の気温は30度を超えることもザラなので、なるべく薄手の服装がおすすめです。
日差しも強烈なので、日焼け対策は必須。サンバイザーやUVカット加工の服など、しっかり準備しておきましょう。
モスクなど宗教施設に入る際は、肌の露出は避けるのがマナー。ショートパンツやノースリーブは控えめに、ロングスカートやカーディガンを羽織る
のがベターです。
また、シンガポールの室内は冷房が強めなことが多いので、上着を持参するのも忘れずに。屋内外の温度差が激しいので、体調管理には気をつけましょう。
その他の持ち物としては、以下のようなものがあると便利ですよ。
- 虫よけスプレー(特に公園や自然エリアで必要)
- 折りたたみ傘(突然の雨に備えて)
- コンセント変換プラグ(シンガポールはBFタイプ)
- スマホ用の小型バッテリー(観光中の充電切れ防止に)
食事情報
シンガポールはグルメ天国。各国の料理が味わえるのはもちろん、ローカルフードの美味しさも折り紙付きです。
ただし日本人の口に合わないものもあるので、以下の点には注意が必要かも。
- 唐辛子などのスパイスを多用する料理が多い
- 食事の時間が遅め(昼食は13時頃、夕食は20時以降が一般的)
- 飲食代が全体的に割高(外食は1食10~15SGD、ホーカー飯でも5~10SGDほど)
とはいえ、ホーカーセンターを活用すれば、比較的リーズナブルに食事ができるのも魅力。ぜひ色んな料理に挑戦してみてくださいね。
注意点としては、屋台での食事は衛生面が心配という声も。できるだけ人気店を選ぶようにすれば、安心して味わえるはずですよ。
トラブル回避のヒント
治安が良いことで知られるシンガポール。観光地を中心に犯罪は少なく、旅行者が巻き込まれるトラブルもあまり聞きません。
とはいえ、やはり海外。油断は禁物です。
- スリや置き引きには十分に注意する
- 夜の一人歩きは避ける
- タクシーは必ずメーターを使ってもらう
- 両替は銀行やホテルの公式カウンターを利用する
など、一般的な注意を心がければ大丈夫。
また、シンガポールでは「ガム禁止法」など独特の法律があるのも特徴。知らないと思わぬ罰則を受けることもあるので、事前にチェックしておくことをおすすめします。
役立つ英語表現
シンガポールの公用語は英語。街中のサインや交通機関のアナウンスも、基本的には英語表記になっています。
とはいえ、簡単な英語が話せればコミュニケーションに困ることはありません。旅行中に使えるフレーズを、いくつかご紹介しましょう。
- How much is it? (いくらですか?)
- Can I have the bill, please? (お会計をお願いします)
- Where is the toilet? (トイレはどこですか?)
- Can you take a picture of us? (写真を撮ってもらえますか?)
- I’m sorry, I don’t understand. (すみません、わかりません)
ゆっくりとはっきり話せば、ほとんどの場合は通じるはず。でも言葉が分からなくても、ジェスチャーを交えれば意思疎通できることも多いんです。
臆せずコミュニケーションを取ってみると、旅の楽しみがより広がるかもしれませんよ。
まとめ
シンガポール3泊4日の旅、いかがでしたか?定番スポットから穴場まで、盛りだくさんの内容をご紹介しました。
シンガポールは見どころがコンパクトにまとまっているので、短期間でもしっかり観光できるのが魅力。3泊4日あれば、街歩きもグルメもたっぷり楽しめるはずです。
おすすめの時期は6月~9月。でも10月~2月のオフシーズンなら、リーズナブルに旅行ができるのも大きなポイントですよ。
気になる旅行の費用は、3泊4日で12万~18万円ほどが平均的な予算。でもシンガポールツーリストパスの利用やホーカー飯の活用など、上手に節約すれば旅行代金をグッと抑えられるはず。
旅の服装は夏物中心でOK。ただし宗教施設へ行く際のマナーには気をつけてくださいね。その他にも虫よけグッズや傘など、あると便利なアイテムをお忘れなく。
シンガポールの魅力は、何と言ってもその多様性。まるで世界各国を旅しているかのような体験ができるのは、この国ならではの醍醐味です。
グルメ、ショッピング、アートにアクティビティ。盛りだくさんの見どころを、存分に堪能してみてはいかがでしょうか。シンガポールがきっと、あなたのお気に入りの旅先リストに加わるはずですよ。
でもこれはあくまで一例。もしもっと時間があるなら、1日足してセントーサ島の大自然を満喫したり、2泊3日に短縮してマレーシアや
インドネシアへ足を伸ばしてみたり。旅のアレンジ方は無限大です。
大切なのは、あなたなりの旅のスタイルを見つけること。この記事を参考にしながら、ぜひ自分だけのベストプランを考えてみてくださいね。
番外編:シンガポールでしたいユニークな体験
せっかくシンガポールに来たなら、定番の観光だけじゃ物足りない。そこでここでは、シンガポールならではのユニークな体験をご紹介します。
ナイトサファリで夜の動物園探検
「シンガポール動物園」に隣接する「ナイトサファリ」は、世界初の夜間動物園。ボルネオヤマネコやマレーヤマネコなど、約130種の動物たちが暮らしています。
園内をトラムで巡りながら、昼間とは違った動物の表情を楽しめるのが魅力。ヒョウやサーバルキャットなど、肉食動物の feeding time も必見ですよ。
ヘンダーソンウェーブで絶景散歩
「ヘンダーソンウェーブ」は、シンガポール南部の高架歩道橋。全長274m、高さ36mの波のようなユニークなデザインが特徴的です。
橋の上からは、シンガポールの緑あふれる景色が一望できます。特に夕暮れ時は、街の夜景とのコントラストが美しいのでおすすめですよ。
プラナカンの伝統衣装で変身体験
「プラナカン」とは、中国系移民とマレー系女性の間に生まれた子孫のこと。独特の文化や装いが魅力的です。
チャイナタウンにある「ルーマ・バンバ・プラナカン博物館」では、館内を見学した後、本格的なプラナカン衣装に着替えられるんです。記念撮影もできるので、シンガポール旅行の思い出づくりにぴったりですよ。
マリーナ・ベイの水上ドローンショーを鑑賞
「マリーナ・ベイ」の水上で行われる「スペクトラ」は、ドローンを使った最新鋭のエンターテイメントショー。音楽に合わせて、ドローンが夜空を華麗に舞う姿は圧巻です。
幻想的なパフォーマンスは、毎日20時と21時の2回公演。しかも無料で鑑賞できるので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
キムゴッケバスで昭和レトロの雰囲気を満喫
「キムゴッケバス」は、昭和30年代の日本の雰囲気を再現したレストラン&バー。店内は当時の広告ポスターやレトログッズであふれています。
メニューは本格的な洋食がずらり。特に「ビーフシチュー」や「オムライス」は、まさに昭和の味そのもの。タイムスリップしたような不思議な体験ができますよ。
シンガポールの新しい魅力を発見するなら、こんなアクティビティもおすすめ。あなただけの特別な思い出を、ぜひ作ってみてくださいね。
シンガポール旅行の予定は、もう立てましたか?3泊4日のベストプランを参考に、ワクワクが止まらない旅の計画を練ってみてください。
世界中の文化が交差するシンガポールには、きっとあなたを魅了するものがあるはず。異国情緒あふれる街並みに、グルメに、ショッピングに。
何度訪れても新しい発見があるのが、シンガポールの楽しさ。初めての旅でも、リピーターでも、その魅力にはまること間違いなしですよ。
さぁ、シンガポールであなただけの最高の思い出を作りに行きましょう!