北海道で2番目に人口の多い都市として有名な旭川。5月には遅めの桜満開を迎え、9月には一足早く秋を感じられる自然豊かな観光スポットです。
今回は、車なしで観光したい・少ない時間で観光したい人向けの旭川観光モデルコースを紹介します。日帰りや1泊2日のモデルコースや、おすすめの観光スポットも紹介するので、参考に旭川観光を楽しんで下さい!
日帰りでも1泊2日でも楽しみたい!北海道旭川観光の魅力は!?
旭川は動物園や有名グルメ、アイヌ文化を学べる博物館など多彩な表情を持っている魅力的なエリアです。日帰りはもちろん、1泊2日でも足りないほど、多くの人気観光スポットがあります。
今回のモデルコースでは、「車なしで短い時間でも回れる定番スポット」をテーマに紹介します。限られた時間でも自然やグルメ、文化を楽しめるので、レンタカー代を節約したい人や短い時間の滞在である人にもおすすめです。どんな観光スポット・グルメがあるか気になる人も是非ご覧ください!
北海道旭川を車なしで観光する人におすすめな移動手段はバス!
旭川観光を車以外で移動する手段はバスがおすすめ!旭川観光用バス乗車券「あさくるパス」が販売されており、1日券と2日券の購入ができます。チケットは紙とモバイルの2種類ありますが、万が一紛失した場合に備えて、モバイルチケットを購入しましょう。
(※旭川空港から旭川市街地へ向かうバスではチケットを使用できないため、別途600円前後かかります。)
あさくるパスを購入すると、観光スポットにおけるお得なクーポンがもらえます。あさくるパスの料金や回れる観光スポット、使用できるクーポンの例は以下の通りです。
1日券 | 大人:1200円 小人600円 |
2日券 | 大人:1800円 小人1200円 |
観光できる場所 | 旭山動物園・上野ファーム・あさひかわラーメン村・旭川市博物館・川村カ子トアイヌ記念館等 |
お得なクーポン | あさひかわラーメン村10%引き・上野ファーム入園料1,000円→800円など |
旭川観光のモデルコースで必ず行きたい人気の観光スポットとは?
北海道旭川には、短時間では回り切れないほど観光スポットがたくさんあります。その中でも特におすすめの王道観光スポットを紹介します。
日帰りでも行きたい旭川観光の定番!旭川市の「旭山動物園」

旭川といえば、毎年メディアでも取り上げられる旭山動物園。動物がエサを食べている姿をみられる「もぐもぐタイム」があることで有名です。もぐもぐタイムは、動物と日によって時間帯が異なり、当日の朝10時頃に公式サイトやTwitterで公開されます。動物園に行く前に、どの動物のもぐもぐタイムが見られるか確認しましょう。
もぐもぐタイムの他に、動物本来の野生部分が見られる「行動展示」も有名です。旭山動物園では野生っぽさが引き出さられるような工夫をしており、複数の種類の動物を同じ空間で飼育していることが、動物の自然な一面を引き出しています。
ほっきょくぐま館やペンギン館など、旭山動物園ならではの動物を観察することができ、特にあざらし館では、円柱型の水槽内をアザラシが上下に泳ぐ姿が見られます。ただ動物を観察するだけでなく、他の動物園では見ることのできない角度で観察できたりするため、子どもだけでなく大人も十分に楽しめるでしょう。
【基本情報】
名称 | 旭山動物園 |
住所 | 北海道旭川市東旭川町倉沼 |
電話番号 | 0166-36-1104 |
開園時間 | 夏期(4月下旬〜10月中旬):9:30〜17:15 夏期(10月中旬〜11月上旬):9:30〜16:30 ※夏期の最終入園は16:00まで 冬期(11月上旬~4月上旬):10:30〜15:30 ※冬期の最終入園は15:00まで 夜の動物園(2023年度8月10日~16日)午前9時30分~午後9時00分 ※最終入園は午後8時00分まで |
料金 | 高校生以上:1000円 中学生以下:無料 |
アクセス | 旭川空港から観光バス:35分(乗車代650円) 旭川駅から観光バス:40分(あさくるパス利用) ※旭川空港からの観光バスでは、あさくるパスは利用できません |
9月に旭川の初秋を感じられる!旭川で自然を体験できる「上野ファーム」

上野ファームは10個のエリアに分かれており、たくさんの自然を体験できる人気な観光スポットです。ゴールデンウィークの5月にはスイセンやチューリップが開花し、9月には少し早めの紅葉も見られます。
庭やお花を見るだけでなく、ちょっとした見晴台からの絶景も望めます。射的山というエリアで旭川の田園風景を望むことができるので、インスタ映えする写真をとることも可能です。ちょっとした散策であるため、動きやすい靴を履きましょう。
上野ファームにはガーデンだけでなくカフェも併設されており、ランチやスイーツを楽しむことができます。移動時間がなく、ランチを手軽に済ませたいときにぴったりのお店です!
【基本情報】
名称 | 上野ファーム |
住所 | 北海道旭川市永山町16丁目186番地 |
電話番号 | 0166-47-8741 |
開園時間 | 4月下旬~10月中旬:10時から17時まで |
料金 | 大人:1,000円 中学生:500円 小学生以下:無料 (あさくるパス購入で、大人1,000円→800円のクーポンが使えます) |
アクセス | 旭川駅(1条8丁目)から観光バス:45分(あさくるパス利用) |
旭川観光で絶対に食べたい!北海道でも人気な旭川グルメとは?
北海道といえばおいしいご当地グルメが楽しめる都道府県として人気です。その中でも、旭川はラーメンから焼肉、B級グルメなど、さまざまな種類のグルメを楽しめます。今回は、特におすすめしたい旭川グルメに絞って紹介します。
北海道4大ラーメンの1つ!人気グルメの旭川ラーメン!

おすすめする旭川ラーメンを食べられるスポットは「あさひかわラーメン村」です。旭川グルメと聞いて、一番最初に思いつく人も多いのではないでしょうか。市街地でも旭川ラーメンを食べられるお店はたくさんありますが、あさひかわラーメン村には8店舗の旭川を代表するラーメン屋が集まっています。
あさくるパスを購入した人にはあさひかわラーメン村のラーメンを10%引きで食べることができます。予算を抑えたい人や、いろんなお店を楽しみたい人にはうってつけのグルメスポットです。旭川駅からのアクセスも良く、旭山動物園から向かう場合は1度バスを乗り継いで、30分程度で着きます。
【基本情報】
名称 | あさひかわラーメン村 |
住所 | 北海道旭川市永山11条4丁目119-48 |
電話番号 | 0166-48-2153 |
開園時間 | 11:00~20:00 |
料金 | 入場料無料 |
アクセス | 旭川駅(1条8丁目)から永山10条3丁目下車 約20分 |
特典 | あさくるパス購入者は全店10%引き |
旭川発祥である塩ホルモン・トントロ!

北海道旭川はラーメン以外にも、実は焼肉の塩ホルモンやトントロも旭川発祥のグルメです。特に、旭川にあるお店「炭や」は塩ホルモン・トントロの名店で、帰りの飛行機に余裕がある場合にはぜひ寄りたい焼肉店です。
炭やの近くには「3・6街(サンロク街)」と呼ばれる昭和の雰囲気を残した歓楽街があり、多くの居酒屋が集まっています。もちろんお酒だけでなく、塩ホルモン・トントロなどの焼肉も楽しめるお店もあり、帰る前に1度寄ってみたい街です。旭川駅から近いので、ぜひ立ち寄ってみてください。
【基本情報】
名称 | 炭や |
住所 | 北海道旭川市五条通8丁目右3 |
電話番号 | 0166-26-4303 |
営業時間 | 平日 17:00~23:00 休日 16:00~22:30 |
予算 | 1人3000円未満 |
アクセス | 旭川駅から徒歩約10分 |
名称 | 3・6街(サンロク街) |
住所 | 旭川市3条通6丁目界隈 |
電話番号 | – |
営業時間 | – |
アクセス | 旭川駅から徒歩約10分 |
旭川で近年人気が高まっている旭川しょうゆ焼きそば!

旭川のB級グルメといえば、旭川しょうゆ焼きそば。旭川食品加工協議会が2010年に試作として販売して以来、人気が上がっており、地元民に愛されるグルメです。旭川しょうゆ焼きそばには3つの掟があります。
- 麺は、旭川産米粉と道産小麦を配合したものを使用する
- 味付けは旭川産のしょうゆをダレを使用する
- 具材は旭川(道北)産の食材を一品以上使用する
コロナ前はご当地焼そばラリーとして2019年の終わりから2020年6月までイベントが行われました。2023年以降の開催は未定ですが、公式サイトで旭川しょうゆ焼きそばの取り扱い店舗が載っているので、ぜひチェックしてくださいね!
>>>ご当地B級グルメ「旭川しょうゆ焼きそば」の公式サイトはこちら
車なしで回る!旭川観光日帰り・1泊2日のモデルコースを紹介!
免許を持たない人やレンタカー代を節約したい人、短時間の滞在の人向けに日帰りと1泊2日のモデルコースをそれぞれ紹介します。あさくるパスを使ってバス移動するので、実際の観光ではパンフレットを片手に時間を調べながら移動しましょう!
旭川を日帰りで観光するモデルコース
旭川の旭山動物公園や上野ファームを日帰りで、かつバスの乗り継ぎで回るとあまり時間がないことに注意しましょう。
乗車時間は約35分(運賃750円)
※旭川空港発着のバスでは、あさくるパスを利用できません。

次のバスが来るまで、旭川駅の周辺散策!日帰りはあまり時間がないので、お土産を先に見るのもあり!

あさくるパスを使って旭山動物園へ!滞在時間はおよそ2時間。ここでしか見れない動物を観察しましょう!

少し遅めの昼食、動物園からバスに乗車し、豊岡14条7丁目にて下車。
バス停から20分ほど歩くので、どのお店にするかワクワクしながら向かいましょう!
永山6条4丁目から消防署前まで乗車後、上野ファーム前行きに乗り換え。
お花やきれいな景色を楽しみましょう!
少し早いですが、帰りの飛行機に間に合うため上野ファーム→旭川駅→旭川空港と乗り継いで向かいましょう。およそ2時間弱かかります
20時ぐらいの飛行機の便が羽田行きの最終便です。
余裕があればお土産をゆっくり選びたいですね。
旭川を1泊2日で観光するモデルコース
日帰りコースに比べて、かなり余裕を持った行程を組めます。気になる観光スポットやグルメをたくさん楽しみましょう!
1日目:上野ファームや旭川ラーメンなど、定番観光スポット巡り
乗車時間は約35分、あさくるパスが使えないため注意しましょう!(運賃750円)

旭川駅よりバスに乗車(永山10条3丁目下車)。8店舗のラーメンを食べられるだけ堪能しましょう!
永山6条4丁目から消防署前まで乗車後、上野ファーム前行きに乗り換え。
お花やきれいな景色を楽しみましょう!
自然を楽しんだ後は旭川駅へ戻り、3・6街や名店「炭や」で焼肉を楽しみましょう!居酒屋でお酒をたしなむのも良し!
2日目:旭山動物園で動物たちをたくさん触れ合おう!
ホテルで朝食を済ませたあとは、旭川駅周辺を散策!レンタサイクルを借りて少し遠くに行くのもOK!

旭川駅と旭山動物園を往復するバスは多いので、時間の心配はいりません。
園内レストランもあるので、ランチもここで済ませて動物園を堪能しましょう。

まとめ
日帰りでも1泊2日でも十分に楽しめる旭川観光。しかし、余裕をもってグルメや人気スポットを観光していただきたいため、1泊2日のモデルコースをおすすめします。車なしでバスの乗り継ぎで十分に楽しむことができるので、免許がない人や短時間の滞在を予定している人は、ぜひ北海道旭川を次の旅行先として選んでみてください!