ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾートの宿泊リポート(2回目)

沖縄の西海岸リゾートエリアを代表するホテルの一つといえる「ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート」に宿泊したのでレポートします。2年前に続いて2回目の宿泊です。同じ宿を2回レポートするのは筆者の体験上初めてです。

TOC

沖縄西海岸を代表するリゾートホテル

ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾートは沖縄の西海岸エリアのリゾートホテル群の中でも広い敷地と充実した施設、高いサービス品質などをそろえた代表的なホテルといえるでしょう。敷地の入り口からホテルのエントランスまでの距離もずいぶんなもの。ちなみに値段も結構お高めです。今回は素泊まり(朝食なし)で1泊2人で約45,000円です。(あたりまえですが)2年前と比べて特に大きく変わった様子はありません。

ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾートに到着

ここは有名な万座毛の近くの突き出た岬の先にホテルがあります。ビーチ側の部屋に泊まれば部屋から万座毛が眺められます。敷地に入るだけでリゾートホテルに来た!というムードがひしひしと漂います。ここはホテル棟に着く前にビーチも見えるので気分がより盛り上がります。今回は夕方のチェックインとなりました。

●ロビーでチェックイン
エントランスに着くと車を預かってくれます。敷地が広く、駐車場も大変広いのでホテル棟から相当遠くに停まらされることもあります。したがってボーイが運んでくれます。敷地内はシャトルバスが走っているので自分の車が停まっている駐車場まで運んで行ってくれます。楽ですが混み合う時間帯は待たなければいけないのが億劫ともいえますね。
さてチェックイン。ロビー階の1回下にラウンジがあり、その外にプールが望めます。最上階までずっと吹き抜けなので解放感は高いです。チェックイン後部屋に行って少しすると荷物が届けられました。

●部屋
うーん、相変わらず狭いですね。この部屋に子供連れで4名とか泊まるのは相当厳しいのではないでしょうか?前日まで泊まっていたカフーリゾートの部屋は70m2を超えていたこともあり、それに比べるとなんともはや、という感じ。洗面台などのスペースも最小限しかありません。もちろんきれいにしているのですが施設そのものは古いです。なので廊下をビーチサンダルでパタパタ歩く音などもよく聞こえてしまいます。ベランダも狭く、チェアーなども一切ないので出る気も起きません。
今回部屋の写真を撮る前に荷物を広げてしまいました。なのでこの部屋の写真は前回(2010年)に訪れた時のものです。もちろん異なる部屋ですが構成や広さ、雰囲気などはほとんど同じです。今回宿泊したのはこの左右逆な部屋でした。

●ホテルの設備(レジャー)
レジャー設備は大変充実しています。中でもビーチ。前回宿泊した時にはホテルのビーチには行かなかったので今回は短い時間ですが行ってみました。整備されすぎなくらいされていて、大変きれいです。波はなく魚も全くいませんが透明度は高く、案外深いです。なにより 子供用の遊具が充実しているのがファミリーには喜ばれるでしょう。有料ですがさまざまマリンアクティビティメニューもあります。ただ案外ホテル棟から遠いです。海際の遊歩道をずっと歩いていくこともできますがシャトルバスで行くこともできます。

続いてはプール。こちらも結構広くで充実しているといえるでしょう。こちらは前回は入りましたが今回は通り過ぎただけです。滝もあってリゾートホテルのプールとしてはきっと満足できるものでしょう。

●ホテルの設備(レストラン)
レストランは4つくらいあります。今回はどこも入っていません。和食、中華、沖縄居酒屋風、鉄板焼き(だったかな?)、あとカジュアルフレンチっぽいものなど。ホテル内で2~3泊を完全に過ごしたい方も飽きずに楽しめることでしょう。
その他ロビー階に万座毛方面を眺めながらくつろげるスペースがあり、ここが夜はバーラウンジにもなります。

●食事について
敷地から58号線に出たすぐのところに飲み屋が2件くらいあります。今回その遠い方に行ったのですがここは結構よかったですよ。他にも送迎付きの飲み屋や、運転代行サービスのある飲み屋もあります。ホテル内に飽きたらちょっと出かけてみるのもおすすめです。シャトルバスで敷地の入り口付近まで送ってくれます。帰りもそこからホテル棟までバスに乗れます。また58号線のホテルの敷地への入り口付近にコンビニがあるので飲み物など安く調達するのもよいでしょう。
なぜかそのコンビニ近くの歩道でヤドカリを見つけました。シャトルバス乗り場の砂地の上に返しました。

●その他施設やサービスについて
その他の施設として案外うれしいのは大浴場かもしれません。サウナもついています。お土産もの屋さんやコンビニは、リゾートホテルとしてはまあまあと言えるでしょう。カフーリゾートよりこちらは明らかに充実しています。ただもっと充実しているホテルも他にありますよ。コンビニの飲み物などはすべてプレミアムプライスです。

ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾートの総評

一言でいうと、もう行かないな、という感じです。特に不満があったわけではありませんが満足もしませんでした。カフーリゾートの1.5倍の値段(かつ朝食なし)の価値があるかと言えば全然認められませんでした。
これは全く筆者の個人的な価値観ですが・・・こういうやや旧式ともいえるオールインワン型のリゾートホテルにもう魅力を感じません。オールインワン型は便利でラクにある程度の楽しみ方ができます。家族連れや沖縄初めて、という方には妥当な選択なのもわかります。ただ何回も沖縄に行っている身としてはもうそういう過ごし方で楽しむのは終わった、という感じです。
ビーチがあること、レストランが多いこと、お土産物が充実していること、それだけで1.5倍の値段を払ってしかも部屋の広さは半分もない、というのはどうなのかな?と。なんでも安ければいいという最近の風潮はあまり好きではありませんが、それでも旅の総予算が同じなら宿泊にそこまで予算を回さずにホテル外でのアクティビティや買い物にその予算を回した方が旅としてはきっと楽しいと思います。
ということであまり良い印象の持てなかった今回の滞在でした。
いや、客観的に見れば、部屋が狭いことを除けば結構高いレベルのリゾートホテルだと思いますよ。

ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾートのここが○・品質の高いサービス
・お土産物屋が楽しい
・施設が充実している
ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾートのここが×・いちいち高い
・部屋が狭い
・廊下を歩く音などが聞こえて興ざめ
Let's share this post !
TOC